スーパーマン リターンズ

　旧シリーズの2の続きと言う時系列で、キャスト一新の作品です。音楽はそのまま、ジョン・ウィリアムズの”スーパーマンのテーマ“が流れがると盛り上がって来ます。しかし、内容がタラタラやってる感が強いです。正直、長くて途中からダレます。キャストは悪く無いのですが…。

5年ぶりに地球へ帰還したスーパーマンが、再び宿敵レックス・ルーサーの野望と向き合う物語。
映像は荘厳でクラシカル、ブランドン・ラウスのスーパーマン像も好演だが、物語全体にはどこか“決着のつかなさ”が残る。

レックス・ルーサーは無人島で生きたまま、スーパーマンとの因縁は決着というより“保留”のまま。
大きな悪を退けた達成感よりも、どこか宙ぶらりんの後味が残るエンディングは、「しっくりこない」 と感じる。

本映画の最大の見どころは何と言ってもスーパーマン役を務めるブランドン・ラウスさんがあまりにも素晴らしすぎることです。
過去のスーパーマンを演じたクリストファーリーブとひけをとりません。

ただし、この映画が興行的にこけてしまったため彼は素晴らしいのに鳴かず飛ばずになってしまいます…
もったいなさ過ぎます
この映画がヒットしていればマンオブスティールやジャスティスリーグも彼だったでしょう

3より4より後に出されてるのに時系列は2の後で､リリースの仕方が『スターウォーズ』みたいですね。

クリストファー・リーブのスーパーマンより軽くないし､ヘンリー・カヴィルのスーパーマンよりクールじゃない､その中間ぐらいの感じ。

スパイダーマンはラブストーリーでもあるというけど､この作品もラブストーリーにもなってて､ロマンチック。

作品の雰囲気とか､続編が中止になったこととか､なんか『アメイジング・スパイダーマン』とダブります。

たぶん､スーパーマンの中でも知られてない作品だと思うんだけど､なかなか脚本が良く､隠れた名作だと思うし､もっと観られるべき作品だと思います。

残念だったのは154分と長くてダレたこと､30分ぐらい切って2時間ぐらいにした方が良かったと思う。

でも､このスーパーマンも好きです(笑)