スーパーマンIII 電子の要塞

劇場公開日:

解説

全知全能のデータをプログラミングされた世界最大のコンピューターを相手に戦うスーパーマンの活躍を描くシリーズ第三作目。エグゼキュティヴ・プロデューサーはイリヤ・サルキンド、製作はピエール・スペングラー。監督は前作同様リチャード・レスター、脚本はデイヴィッド&レスリー・ニューマン、撮影はロバート・ペインター、音楽はケン・ソーン。特殊効果監修はコリン・チルヴァース、特殊オプティカル監修はロイ・フィールドが手掛けている。出演はクリストファー・リーヴ、マーゴット・キダー、ジャッキー・クーパー、マーク・マクルーアのレギュラー・メンバー(ただし、キダーは顔を出す程度の出演)の他にリチャード・プライヤー、アネット・オトゥール、ロバート・ヴォーン、アニー・ロスなど。

1983年製作/124分/アメリカ
原題:Superman III
配給:ワーナー映画

ストーリー

巨大コンピューター産業の社長ロス・ウェブスター(R・ヴォーン)は画期的な超高性能コンピューターを開発し、世界の富を一手に握ろうという大陰謀をめぐらしていた。驚くべきエネルギーと能力を持ち、無限の可能性を秘めるこのコンピューターに“悪魔の力”をインプットするために選び抜かれた男は、天才プログラマーのガス・ゴーマン(R・プライヤー)で、二人がまずやろうとしたのは、ロスが唯一支配権を持っていない南米コロンビアのコーヒー畑の壊滅作戦だった。ここを壊滅させれば、世界のコーヒー市場を完全に支配することができる。ガスは、バルカン気象衛生を自由にコントロールしコロンビアに大豪雨を降らせてコーヒー畑を全滅させようという計画を立て、その電波を逆探知されない場所がスモールヴィルであることも調べあげていた。その頃、クラーク・ケント(C・リーヴ)はペリー・ホワイト編集長(J・クーパー)の命令でジミー(M・マクルーア)とともに、取材のため彼の故郷であるスモールヴィルへと向かう途中、化学工場の大火災に遭遇していた。スーパーマンに変身したクラークは、すぐに近くのコモガ湖に飛び立ち、口からスーパー・アイスブレスを吹き出して湖面を凍らせ、その巨大な氷の円盤を持って宙に舞い上がり、燃えさかる化学工場の上空から投げ落とした。スモールヴィルで、取材のかたわら初恋の人ラナ・ラング(A・オトゥール)ら懐かしいハイスクールの友人たちと、久しぶりの休日を楽しんだクラークは、コロンビアが大豪雨に見舞われ壊滅寸前のニュースに、休む間もなくスーパーマンに変身、超能力を発揮して危機を救った。これに怒ったロス・ウェブスターとその妹ヴェラ(アニー・ロス)、ガスはスーパーマンの弱点を徹底的に調べあげ、クリプトナイトがそれであることを知る。早速、字宙空間に散らばっているクリプトナイトのカケラを集めスーパーマンの身近に置くことに成功する。次第にスーパーマンの正義の心は蝕まれていく。スーパーマンを堕落させたロスたちは、念願の世界石油市場の支配計画に着手した。従来の高性能コンピューターに更に最新テクノロジーの粋を結集し、グランド・キャニオンにつくられた巨大な要塞に据えつけた。そのスーパー・コンピューターを操って、世界中の石油汲み上げポンプを止め、すべての石油タンカーをコントロールし、大西洋の秘密基地に寄せ集めたのだ。全世界に一大パニックが捲き起こっている頃、スーパーマンは必死に心の中で善と悪の闘いを続けていた。スーパーマンが悪の心を克服し、正義のヒーローとして甦ることができたのは、ラナの息子リッキー少年(P・ケスラー)の純粋な涙のおかげだった。完全に立ち直ったスーパーマンは、ロスたちの野望を粋砕すべくグランド・キャニオンの要塞に飛び、苦闘の末、コンピューターに打ち勝ち、ロス一味を壊滅させた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0もはや、見るのはマニアの人くらいか

2022年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

スーパーマンが、悪人になってしまうという、非常にシニカルな内容で、掘り下げ方次第では非常に面白いテーマだったと思うのですが、いかんせん内容を詰め込みすぎた感が否めません。
アメコミマニアの人くらいしか需要がないのでは…

2013.3.12

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うそつきカモメ

1.0ヅラ

2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

3.0もうコメディ8割

2021年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

もうコメディ8割という感じ。楽しめる内容のエンターテイメント作になってるけど、実際どうだったんでしょう。コアなファンからはブーイングが起きてそうではある。スーパーマン=絶対正義を崩す展開も含むし、ふつうにロマンスのお相手も変わってるし。

しかし1983で敵にハッカーというのはシナリオとしては先をいってる。終盤の一連はAIの発想だし。それであのバカキャラというのもおもしろかった。でもまあ、いまのところ1から順番に観てきて若干の下り坂ではある。。

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okaoka0820

2.0敵のキャラが地味

2020年11月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

寝られる

ようやくキャスト順も一番手に、タイトルロールを演じるクリストファー・リーヴはイケメンだ。

冒頭のシュールなコメディ描写から、失う事柄が多かった本作の何を描きたかったのか、前二作を台無しに、悪に染まったスーパーマンも中途半端で。

本来ならジーン・ハックマンが演じる筈?の悪役が、酷いくらいに地味過ぎて、あの黒人も何らかの罰を受けるべきな甘い演出。

ロイス・レインの扱いが雑すぎる。

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万年 東一