オーシャンズ11

小難しい理屈やメッセージ性は抜きにして、見ていてここまで「楽しい」と思わせてくれる作品はそう多くないですね。
ギミックやらなんやらを細かく考察するような作品ではなくただ楽しむために見る作品ですが
今となっては豪華な俳優陣をただ集めただけでなく、11人それぞれにきちんと見せ場と役割が与えられていて、誰一人として埋もれていない。個性の強いプロフェッショナルたちが集い、それぞれの技能を活かして一つの目標に挑む。このチーム感が最高に気持ち良いです。

昨今、無駄にキャラクターが多くて誰一人印象に残らないような作品もありますが、本作はその完璧な対極にあります。

一見不可能に思える強奪計画が、最後のピースがカチリとハマるように成功していく脚本も見事としか言いようがありません。

テンポの良い展開と小気味良いユーモア、そして全編を彩る洒落た音楽が、見るものを全く飽きさせない。

もちろん、細部を見れば「そんなに上手くいくか？」というご都合主義的な点がゼロではないです。

ですが、そんな些細な点を吹き飛ばしてしまうほどの圧倒的な勢いと、映像としての格好良さがこの作品にはあります。

リメイク作品のお手本であり、クライム映画の入門としても最適な一作です。

※公開時リアルタイムでも視聴済で再度視聴

カッコいいって、こういうことだなと素直に思わされる映画。
どこまでもスマートで、でも熱さもあって、何より全員がスーツを着ている姿がやたらと絵になる。
ストーリーももちろん面白いけど、僕がこの作品で一番惹かれるのは、
「スーツを着てるからこそ、自信があるように見える」あの感じ。
仕立てのいいスーツって、着る人の動きや立ち姿を変えるんですよね。
実際、オーダースーツの仕事をしてるから余計にそう感じるのかもしれないけど、
この映画を観た後はいつも「もうちょい自分もカッコつけよう」って思える（笑）

現代の色々な映画の元ネタ(もっと昔にも本物があるが)になったストーリー。今観直すとありふれたネタだが、当時としてはかなり斬新でどうやって脱出するんだろう？とか思ってたなー。キャストも中々豪華で、流石のジョージクルーニーでした。ヒロインのジュリアロバーツは要らなかったけど笑

刑務所内でどうやってこんな綿密な計画を練ったのかはさておき、こんな肝っ玉を持った面々が本当に居たらマジ困るだろうね笑　金も女も同時にゲットして、あんなにクールに去られたらスピードワゴンも真っ青ですわ笑笑

後輩の勧めで今更鑑賞。よくあるラスベガスの強盗モノ。
これだけ有名なら、驚き・感心させられるようなトリックや策略、派手なアクションや展開があるものと思いきや、ものすごく淡々とストーリーが進む。終わったときも、こんなもんか〜という感じで何も残らなかった。面白くないというわけではないけど、続編が作られるほどかね〜という感じ。