ブラザーズ・グリム

劇場公開日:

解説

「未来世紀ブラジル」「バロン」のテリー・ギリアム監督が、グリム兄弟をモデルに、グリム童話に登場する赤ずきん、ヘンゼルとグレーテル、シンデレラ、ラプンツェルなど童話のモチーフを散りばめて描くファンタジー。グリム兄弟ウィルとジェイコブは、民話の怪物を退治するふりをして謝礼をもらう詐欺稼業をしていたが、ある日、本当の魔女に出会ってしまう。現実家の兄をマット・デイモン、夢想家の弟をヒース・レジャーが好演。

2005年製作/117分/アメリカ
原題または英題:The Brothers Grimm
配給:東芝エンタテインメント
劇場公開日:2005年11月3日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1

写真:Album/アフロ

映画レビュー

3.5兄弟物語の感動要素が欲しかったし、そもそも主人公が逆なら良かった

2024年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

モニカ・ベルッチ、マット・デイモン、ヒース・レジャーと人気と実力が伴った俳優たちが出演しているギリアム監督作品である。

永遠の命を手に入れて生き続けている女王(モニカ・ベルッチ)が、村の若い女性12人を犠牲にして魔法で若さを手に入れようとする。ホラー映画になりそうな話なのだが、描写的にコメディテイストが強いため怖くない。

冒頭グリム兄弟の少年時代から始まる。そのまま少年の冒険物語にしたほうが万人受けしそうなのだが、主人公の二人は、現実主義の兄のウィル(マット・デイモン)のモテモテキャラと対照的な内気で空想家の弟ジェイコブ(ヒース・レジャー)の詐欺師で感情移入しにくい。尚、モデルになったグリム兄弟とは設定は大きく異なっている。兄と弟も逆で、ヴィルは病弱な弟であった。

今作の社交的でモテモテの兄さんと、モテない知的な弟の配役は逆のほうがしっくりくると思った。
ハッピーエンドになる展開は、いかにもグリム童話といったところなのだが、教訓やメッセージが見当たらないのが残念。
大画面で迫力を楽しめる。
しかしスリルも感動も乏しく、ギリアム監督は円盤の特典映像のコメントでカエルを舐めるシーンがセクシーと言っていたが、イマイチそうとは思えない。監督はきっと変態に違いない。
時代考察、虫や動物、植物も建造物も魔法の映像も見応えがあるので、ストーリーのほうがオマケだと思えば評価できる。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
Don-chan

3.0グリム童話のテンコ盛り

2023年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

グリム童話というと、子供向けディズニー映画のイメージが強く、善人が、悪人を懲らしめてメデタシ・メデタシみたな童話と思いがちである。しかし、原作は、かなりダークで、グロい内容で、決して子供に推奨できるものではないと聞いたことがある。私達が抱いているグリム童話は、あくまで、ディズニーが、誰もが楽しめる内容に脚色した作品に、洗脳逸れているようである。

確かに、『白雪姫』は、毒入りリンゴによる殺人事件であり、『赤ずきんちゃん』は、狼に食べられて、助ける為とは言え、狼の腹を引き裂いて、石を入れるなんてスプラッター。また、『ラプンツェル』も少女監禁で、『ヘンゼルとグレーテル』では、暖炉の炎の中に、魔女を突き飛ばす少年少女…と考えれば、グリム童話のダークさを、改めて感じる内容である。

本作では、そんなグリム童話の中の名作をモチーフにして、魔女退治の専門家と名乗る詐欺師のグリム兄弟を主人公としたダーク・ファンタジー。魔女退治をする振りをして金儲けをしていたグリム兄弟が、ひょんなことから、ラプンツェルの塔に閉じ込めていた本物の魔女と、対峙していく物語。

中世ヨーロッパを舞台とした村の様子や建物、背景などは、物語のシチュエーションに合わせて、リアルに描いていた。また、CG映像も18年前の作品としては、それなりに駆使されて見応えはあった。ただ、今観ると、ストーリーもCGも、それほどの驚きの展開もなく、よくあるパターンの内容だった。

但し、グリム兄弟を演じていたのが、若き日のマット・デイモンとヒース・レジャー。今や一流俳優の2人が、まだまだ青臭さが残る中での、テンポよく、コミカルな会話は、なかなか楽しめて豪華な共演だったと言える。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
bunmei21

3.0女王様

2022年4月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

「未来世紀ブラジル」も観たことがなく、テリー・ギリアム監督の作風も知らないが、テレ東の深夜放送を録画してみた。

まあ、ドタバタ喜劇といった感じかな。しかし、リアリティは意外に追求している。虫とか(嫌いな人は寒気がするかも)。俳優はけっこう豪華。マット・デイモンはシュっとしてるし、ヒース・レジャーはピチピチでかわいい。モニカ・ベルッチはめっちゃきれい。猟師の娘、レナ・ヘディも野生的でいい。ただ、フランスの隊長がどういう役回りなのか、ちょっとわからなかった。

ちょこちょこ童話エピソードがはめ込まれているが、グリム童話ができる前段を、監督の想像を足して作ったのだろうか。すごく面白いかと聞かれると、ビミョウ…。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ぷにゃぷにゃ

2.5なんか微妙?

2022年3月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

色んなグリム童話が出てきて面白いけどイマイチ

コメントする (0件)
共感した! 1件)
喜怒哀楽