トラペジウム

劇場公開日:

解説・あらすじ

アイドルグループ「乃木坂46」の1期生として活躍した高山一実が、現役アイドル時代の2016年に雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載した長編小説「トラペジウム」をアニメーション映画化。

アイドルになることを夢見る高校1年生の東ゆうは、「SNSはやらない」「彼氏は作らない」「学校では目立たない」「東西南北の美少女を仲間にする」という4つの条件を自らに課し、高校生活を送っている。ゆうが通う城州東高校は、城州地域の東に位置しており、ゆうは他の3つの方角にある高校へと足を運び、かわいい女の子と友達になる計画を進めていく。各方面で大河くるみ、華鳥蘭子、亀井美嘉という仲間を見つけたゆうは、文化祭などのイベントを通して彼女たちと結束を強めていく。次第に注目を集めるようになった4人はテレビ出演のチャンスなどをつかみ、ついにはアイドルデビューのプロジェクトも動き出す。しかし、夢への階段をのぼり続けていくなかで、大きな問題に直面する。

「ぼっち・ざ・ろっく!」「SPY×FAMILY」を手がけるアニメーションスタジオのCloverWorksが制作を担当。監督は「ご注文はうさぎですか?」「青春ブタ野郎」シリーズなどの人気アニメの演出に携わってきた篠原正寛。東ゆう役を新進の声優・結川あさきが担当し、ゆうの仲間となる少女たちを羊宮妃那、上田麗奈、亀井美嘉が演じる。また、ゆうの計画の協力者である工藤真司役を「JO1」の木全翔也、ゆうが出会うボランティア団体のお爺さん・伊丹秀一役を「ウッチャンナンチャン」の内村光良が務める。

2024年製作/94分/G/日本
配給:アニプレックス
劇場公開日:2024年5月10日

スタッフ・声優・キャスト

監督
原作
高山一実
監修
高山一実
脚本
柿原優子
スーパーバイザー
舛成孝二
企画
岩上敦宏
今野義雄
竹澤浩
桑田靖
秋元伸介
菊池剛
奥村景二
チーフプロデューサー
中山信宏
プロデューサー
橋本渉
制作統括
清水暁
アニメーションプロデューサー
染野翔
キャラクターデザイン
りお
衣装デザイン
伊藤雅子
プロップデザイン
久原陽子
渡辺浩二
井戸田あかね
絵コンテ
篠原正寛
新井陽次郎
高橋敦史
丸山裕介
げそいくお
演出
篠原正寛
柴田彰久
角地拓大
山田雅之
丸山裕介
山本陽介
げそいくお
総作画監督
りお
けろりら
張昀
中谷友紀子
色彩設計
中島和子
3Dディレクター
宮地克明
美術監督
田村せいき
撮影監督
関谷能弘
特殊効果
齋藤睦
内海紗耶
編集
三嶋章紀
音響監督
明田川仁
音楽
横山克
主題歌
MAISONdes
エンディングテーマ
結川あさき
羊宮妃那
上田麗奈
相川遥花
エンディングテーマ(作詞)
高山一実
制作
CloverWorks
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映画レビュー

5.0夢を叶えなかった人には刺さらないのもわかる

2025年6月17日
Androidアプリから投稿

過去にアイドルオタクをやっていた自分としては、ぶっ刺さる作品だった。共感ベースで作品を見る人には主人公の感情についていけず徹底的な否の意見になるのも分かるんだけど、悲しいことに最後の台詞は『夢を叶えた人にしか夢を叶えた時の気持ちは分からない』なので、分かってたまるかって感じだと思います。ある種突き放された感覚になるのが正解だと思うんですよ。

AKB48のドキュメンタリー映画を宇多丸さんが論じていた時に『この映画を見て娘がAKBになりたいと言わなくなった』というメールが紹介されていて、それが正常な感覚だよなと痛感させられたことを思い出す。常に理想的な偶像を求められること、可視化される己の人気(総選挙がわかりやすい例)、恋愛禁止なのか問題、SNSの普及、性的搾取(水着等の写真集)など、乗り越えるべきハードルがありすぎて困る。主人公はこの事を分かってて、それでも顔面の整った稀有な才能が、魅力的な曲と衣装でパフォーマンスすることの崇高性を十二分に理解している。誘われたメンバーにはその覚悟がなかった。この温度差が如実に出るシーンのヒリヒリ感はたまんない。松村沙友理が文春に撮られて…の流れも乃木坂46のドキュメンタリー映画で見てるから、原作者の高山一実も否応なしに経験しているはず。

オタクは推しを全肯定する狂信的な愛が求められると思うが、本来アイドル側の方が狂信的なのではないかと問い直すには良い作品。アイドルに関する類似作品は、この汚い部分は描かないor地下アイドルでお金がないみたいな描写ばかりなので、本当に新鮮だった。

圧倒的な才能が、自分で決めたはずの『東西南北』という縛りにより苦しむシーン。親が「私って悪い子だよね?」に対して、肯定もするし否定もするセリフ選び。『方位自身』の公開の流れと歌詞。好きなシーンはいっぱいある。光の当て方で、このシーンは誰に感情を乗せてほしいかが分かる演出も良い。

そして何より、アイドルという職業を貶めないのも誠実。主人公と同じように高山一実にとって良い思い出になっていますように。

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わたろー

3.5最後まで観てよかった

2025年6月14日
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鑑賞方法:その他

泣ける

悲しい

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いちか

1.0意外性も鮮烈さもない

2025年6月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

単純

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ばりん

1.5不等辺四辺形

2025年6月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

癒される

カワイイ

おそらく実際にあってもこんな感じなのかなぁ〜というフィクションです。

アイドルを目指したい女の子が逸材を集めて話題性やら戦略を計算してのし上がっていくストーリー!

…と、見せかけての普通の女子高生がいきなりアイドルになろうとしてもしがらみありますよね…というストーリーです。

こうなるのかな?という予想にピタリと合わせてくる展開(笑)

おそらくこれはこれが最良の展開!という感じで進んでいきます。

悪く言えば意外性などに欠けますが、普通に最後までは見ていられる作品です。

映像も綺麗ですし、仲良くしてるとこはてぇてぇですしね♪

星は辛めですが1.5とさせて頂きました。

追伸、星街すいせい…好きです。

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あの巨匠!安岡 遊次郎