21グラム

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

長編デビュー作「アモーレス・ペロス」で世界的注目を集めたメキシコのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロという豪華キャストの共演で撮りあげた人間ドラマ。他人どうしだった3人の男女の人生がひとつの心臓をめぐって交錯していく様子を、時間軸を交差させた複雑な構成で描き出す。医師から余命1カ月と宣告され、心臓移植の提供者を待つ大学教授ポール。神への信仰に目覚めた前科者ジャックは、真面目に働いて妻子を養っている。クリスティーナは優しい夫や2人の幼い娘に囲まれ、幸せな毎日を過ごしていた。出会うはずのなかった3人の人生が、ある交通事故をきっかけに絡み合っていく。2003年・第60回ベネチア国際映画祭でショーン・ペンが最優秀男優賞を受賞。

2003年製作/124分/アメリカ
原題:21 Grams
配給:ギャガ・ヒューマックス

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第60回 ベネチア国際映画祭(2003年)

受賞

ボルピ杯(最優秀男優賞) ショーン・ペン
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.5【”一つの心臓の重みと、命の継承。”緻密な脚本に基づく、3人の名優を軸にした3組の家族の連関性を時系列をシャッフルした構成で描き出した作品。見応えのある、重厚なヒューマンドラマでもある。】

NOBUさん
2022年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

<Caution! 内容に触れています。>

1.若き頃の薬物依存を克服し、夫マイケルと二人の幼き娘と幸せな生活を送っているクリスティーナ(ナオミ・ワッツ)。

2.過去に何度も刑務所に送られながらも、信仰に生きがいを見出している前科者のジャック(ベネチオ・デル・トロ)。彼は今や妻(メリッサ・レオ)と一男一女と共に幸せな生活を送っている。

3.心臓移植手術を受けないと1カ月の命という大学教授のボール(ショーン・ペン)。彼は妻メアリー(シャルロット・ゲーンズブール)とは別居している。

■決して出会うはずのない3組の夫婦が、ジャックが惹き起こした轢き逃げ交通事故をきっかけに結び付き、運命の歯車が動きだす。

◆感想

・人生に対して絶望していた女性クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)が自身の努力により,ようやくつかんだ、幸福。
ー だが、それはジャックの交通事故により、一瞬にして崩壊する。-

・生き甲斐を失っていた男、ジャック(ベネチオ・デル・トロ)。だが、彼は神の教えにすがる事で、今は妻と幼き一男一女と共に幸せな生活を送っている。
ー だが、自身が犯した事故により、その幸せな生活は崩壊する。-

・心臓移植手術を受けないと1カ月の命という大学教授のボール(ショーン・ペン)は、心臓に大いなる病を抱え、妻との関係性も崩壊しつつある。

■この、2つの幸せな生活を送っていた家族と、不幸せな夫婦関係を送っていた男が、一つの交通事故により、幸福が一瞬にして逆転する。

・ボールはクリスティーナの夫の心臓移植を受け、一時的に健康体になる。だが、彼は”自分に心臓を提供してくれたのは誰なのか”を探偵に探らせるうちに、クリスティーナの存在を知り、彼女の哀しみを目にする中で、彼女に対し”こんな気持ちになったのは、初めてだ”と告げる程、彼女に肩入れして行く。
ー ポールとクリスティーナが、結びついていく・・。-

・一方、ジャックは自首し、収監されるも、仮釈放される。だが、彼は自分が犯した過ちが許せずに、家には戻らず、モーテルを転々とする。そこに、クリスティーナの意を汲んだポールが現れる。
ー ポールとクリスティーナとジャックが結びついていく。-

<今作は、過去の過ちを克服した2つの家族の絆を、一つの事故が一瞬にして切り裂く苛烈な現実と、それにより起こる、命の伝承の尊さを描いた作品である。
 ポールが、ジャックに対し拳銃を向け撃つも、彼をワザと外して撃つシーンと、それに納得出来ずに、ジャックが、ポールとクリスティーナが滞在するモーテルを訪れた時に、ポールが自らの胸を撃ち抜くシーン。
 ココの解釈は色々と考えられるが、私はポールは、移植された心臓が不適合であった事実を知り、ジャックとその一家及び、自らの子を宿したクリスティーナの事を考えて、自ら命を断とうとしたのではないかと思った。
 見応えのある、重厚なヒューマンドラマであると思う。>

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NOBU

4.0心臓移植によって他人から命を受け取ったポールは心臓の出自を追い始め...

アポロさん
2022年6月7日
iPhoneアプリから投稿

心臓移植によって他人から命を受け取ったポールは心臓の出自を追い始める。その中で、交通事故で家族を失ったクリスティーナ、命を奪い神に裏切られたと絶望するジャックと、3人は交わって行く。
人は死ぬ時に21グラムを失う、ポールは失うはずだった、また受け取ったその何かを2人に分け与えたかのようにクリスティーナとジャックは己の人生と再び向き合いそれぞれの人生がまた動き出す。

とにかく場面が前後しながら最後に全体のストーリーの繋がりがわかり、また21グラムについてもずっと出てこないため、つかみどころないまま進みます。また自分にはなぜポールが恋人の出産を頑なに認めないのかも理解ができませんでした。

ストーリーとしては生きる、死ぬ、生かされ、生まれる、様々な人間がそれぞれ生きることへの向き合い方が変わる様が良かったです。

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アポロ

3.0王道の編集でテーマに迫って欲しかったが…

2022年3月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ランダムなフラッシュバックの編集手法は、
観客の謎解き思考への
ポジティブな手法になったか、はたまた
混乱させるだけになったしまったのか。

フラッシュバックが頻繁で、
最終盤の状況にどのように至ったのか、と
観客に推理思考をもたらすという意味では
確かに飽きさせないで観せる作品ではある。

しかし、例えば、
夫の心臓を提供した女性が覚醒剤を
使用するのは、家族の事故前からなのか、
事故後の精神対応のためだったのか、
また、
大学教授がその彼女にアプローチしたのは
事故前からだったのか、
ドナーの家族と分かってのことだったのか
等々、後で分かることではあるが、
再鑑賞しないと、本当にそうなのかを
確認するすべのない厄介な作品にも感じる。

また、事故を自首した前科者が
釈放されてしまうのも
ストーリー展開上の安易な扱いに感じる。

3家族の交錯からの命の貴重さを謳う
とした内容であるが、これに絡めて
「21グラム」が精神の量だとしても、
タイトル名と大学教授の死が
全体の流れの中で
唐突で浮いた印象を感じる。

この作品は三つの家族が命という要素で
絡み合う重層的テーマ。
フラッシュバック手法という編集に
溺れないで、
王道で勝負して欲しかった作品
ではなかっただろうか。

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KENZO一級建築士事務所

4.0生きていく

こころさん
2022年3月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

難しい

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こころ
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