コラム:Celeb☆Graphy セレブ☆グラフィー - 第51回

2016年8月1日更新

Celeb☆Graphy セレブ☆グラフィー

【vol.51】世界にはばたけ!ハリウッドで活躍する“なでしこ女優” 5人

やまとなでしこ――。それは、日本女性の清楚な美しさを大和撫子の花になぞらえた表現。サッカー女子日本代表チームの愛称として、すっかりおなじみですね。でも、世界のトップレベルで活躍しているのは、スポーツの分野だけではありません。今回はハリウッドで活躍する“なでしこ女優”をご紹介します!

●ソノヤ・ミズノ
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最初にご紹介するのは、日英ハイブリッドのソノヤ・ミズノ。東京生まれ、イギリス・サマーセット育ちの彼女は、プロのバレエダンサー出身。ユニクロスポーツのCMや、ケミカル・ブラザーズの「Wide Open」のMVでご覧になった人もいるのでは? バレエで培ったしなやかな身のこなしが美しいソノヤは、SFスリラー「エクス・マキナ」(2015)の妖艶な人工知能ロボット“キョウコ”役で鮮烈なスクリーンデビューを果たしました。そして、8月20日公開のダンス&音楽映画「ハートビート」では、プロダンサーを目指すヒロインの親友ジャジー役に挑戦。ミステリアスなキョウコとはうってかわって、ポジティブでバイタリティあふれるダンサーの卵を好演しています。ディズニーの実写版「美女と野獣」(17年全米公開予定)にも出演する期待の星。お気に入りリストに加えとかなきゃ損!

●福原かれん
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この夏一番の話題作「スーサイド・スクワッド」(9月10日公開)にも、なでしこ女優が出演しているんです。その名は、福原かれん。日の丸のお面に特攻服というイカツい格好で日本刀を振り回すカタナ役を演じています。7月に米サンディエゴで開催されたギークの祭典コミコンでは、キャストたちと一緒にプレゼンテーションに出席し、コワモテなメンズたちと談笑、オスカー候補に2度挙がっている名女優ビオラ・デイビスとハグ! 4月のシネマコン(上の写真)では、ウィル・スミスにもかわいがられている様子が激写されていましたよ。これは、大物に成長しそうな予感。そんな彼女、8月末にはスミス&マーゴット・ロビーと来日する予定なんだとか。話題の大作を引っさげての“凱旋”、要チェックです。

●福島リラ
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福原が演じたカタナことタツ・ヤマシロ役をテレビシリーズ「ARROW」で演じたのが福島リラ(同作も「スーサイド・スクワッド」もDCコミックスが原案)。キリッとした切れ長の目&ハート型の輪郭には、ファッションモデルらしい個性が漂っていますよね。ハリウッド大作「ウルヴァリン:SAMURAI」で、ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンの相棒ユキオ役で華々しく女優デビューを飾ったのが2013年。以降、日本でもNHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」や、映画「GONIN サーガ」「テラフォーマーズ」などに出演。米HBOの大ヒットファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ 第五章:竜との舞踏」では、ほんのワンシーンながら赤き司祭役でバツグンの存在感を放っていました。カッコよかった~。日米を縦横無尽に飛び交う福島、ハリウッド実写版「攻殻機動隊(原題:Ghost in the Shell)」にも起用されています。役どころの発表が待ち遠しい!

●TAO
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ウルヴァリン:SAMURAI」の話が出てきたら、忘れちゃいけないのがヒロイン・マリコ役のTAO。同じくモデル出身の彼女も、同作で女優としてのキャリアをスタートさせました。その後、熱狂的なファンに惜しまれながら終了した「ハンニバル」の最終シーズンや、Amazon制作のフィリップ・K・ディック原作「高い城の男(原題:The Man in the High Castle)」と通好みなテレビシリーズをセレクト。そして今年3月の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」では、レックス・ルーサーの助手マーシー・グレイブス役をクールにこなしていましたね。続編「ジャスティス・リーグ(原題)」にはレックス・ルーサー役のジェシー・アイゼンバーグが復帰するらしいので、ぜひTAOにもカムバックしてほしいものです。

●祐真キキ
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テレビ界ですい星のごとく現れたなでしこ女優といえば、祐真(すけざね)キキ。京都出身で、名前からして凛々しい彼女は、人気シリーズの復活版「HEROES Reborn ヒーローズ・リボーン」で主要キャラクターのミコ・オオトモに大抜てきされました。現実の世界とゲームの世界を行き来できるトリッキーな役柄でしたが、見事なソードアクションを披露。ハリウッドでの“日本刀ガール”人気は盤石ですな。

今後も日本で活躍中のタレントたちが続々とハリウッド進出。あのローラが主要キャストで出演する、人気シリーズの最終章「バイオハザード ザ・ファイナル」は12月23日に世界最速公開。石田純一&松原千明の娘すみれも、ベストセラー小説「The Shack」の映画化企画で撮影を終えているそう。こちらは17年3月3日全米公開予定。それに南明奈も作品名こそ発表していないけど、ハリウッド進出が決定していることをブログで報告しています。なでしこ女優たちの快進撃から目が離せません!



筆者紹介

映画.com編集部のコラム

政氏裕香(まさうじゆか)。アメコミ系やジャンル系映画を中心に美男美女探しに夢中。最近にやけ顔がとまらないのは、「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメと「ブラックパンサー」のマイケル・B・ジョーダン。

 飯田沙野(いいださや)。映画と海外ドラマ漬けの日々を送る映画.com編集部員。コテコテの恋愛映画を愛する絶望的なロマンティスト。

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