「きかんしゃトーマス」を「ワールド・ウォー Z」監督が長編映画化 実写とアニメを融合
2020年10月12日 07:00

今年で原作誕生75周年を迎えるイギリス生まれの児童向けアニメ「きかんしゃトーマス」(原題:Thomas & Friends)が、「ワールド・ウォー Z」や「プーと大人になった僕」などで知られるマーク・フォースター監督によって長編映画化されることが決定した。
「きかんしゃトーマス」は、ウィルバート・オードリー牧師が1945年に発表した「汽車のえほん」シリーズを原作とするテレビ作品で、1984年にイギリスで放送を開始。当初は人形劇だったが、その後CGアニメーションとなり、現在は第24シーズンに突入している。
2011年に「きかんしゃトーマス」の権利を買収した米玩具メーカー、マテル社は傘下の映像製作会社マテル・フィルムスを通じて長編映画化を企画。すでに、アリッサ・ヒルとジェシー・ウィガトウが執筆した脚本が存在するという。
このほど、マテル・フィルムスはフォースター監督の製作会社2Duxと共同で、実写とアニメーションを融合させた長編映画版「きかんしゃトーマス」を手がけることを発表。フォースターは、監督のほか、2Duxの共同設立者であるレネー・ウォルフと共同でプロデューサーを務める。また、マテル・フィルムスのトップを務めるロビー・ブレナーもプロデューサーとして参加する。
フォースター監督は、今作への参加理由について、「子どもの頃から『トーマス』が大好きでした」と告白。「ロビーやマテル社のチーム全員と仕事をし、時代を超越した作品を一緒に作る旅に出ることができて、これ以上に嬉しいことはありません」とコメントしている。
一方、マテル・フィルムスのロビー・ブレナーは、「『きかんしゃトーマス』は、世界中で愛されているフランチャイズであり、世界中の子どもたちや親たちの心に深く響く、友情の大切さをテーマにしています。マークは素晴らしいストーリーテラーであり、トーマスの物語を現代的で意外性に満ちた方法で伝えるためにタッグを組むことができ、とても楽しみです」と語っている。
マテル社といえば、バービー人形をはじめとする自社玩具を原作とした映画化企画を複数抱えているものの、マテル・フィルムスの初の実写映画「マックス・スティール」(2016)は批評・興行ともに失敗に終わり、「トランスフォーマー」シリーズを抱えるハズブロ社や、「LEGO(R)ムービー」シリーズを放っているLEGO社に大きく遅れを取っている。
なお、ブレナーは、ミラマックス、20世紀フォックス、レラティビティ・メディアなどで重役を務めたベテランで、「大脱出」シリーズをはじめ、「ダラス・バイヤーズクラブ」「ファーナス 訣別の朝」などでプロデューサーを務めている。フォースター監督とは、ジェラルド・バトラー主演「マシンガン・プリーチャー」(09)でタッグを組んでいる。

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