シム・ウンギョン
韓国で最高視聴率57.8%を記録したTVドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」(03~04)の見習い女官役で芸能界デビュー。以降、TVドラマ「春のワルツ」や「ファン・ジニ」(ともに06)、「太王四神記」(07)で主要キャラクターの子ども時代を演じ、人気子役としてキャリアをスタートさせる。
映画「サニー 永遠の仲間たち」(11)で主人公の高校生時代を演じ、イ・ビョンホン主演の「王になった男」(12)ではメインキャストのひとりとして出演。14年に韓国で観客動員数866万人を記録した大ヒット映画「怪しい彼女」(14)で主演を務め、百想芸術大賞女性最優秀演技賞(映画部門)など数々の賞を受賞する。同年、日本のTVドラマ「のだめカンタービレ」の韓国版リメイク「のだめカンタービレ ネイルカンタービレ」で4年ぶりにドラマ復帰し、TVドラマと映画の双方で活躍する実力派女優として地位を築く。
19年から日本での活動を本格的に始動。東京新聞の記者・望月衣塑子の同名著書を原作とした社会派映画「新聞記者」(19)で主人公の女性新聞記者を演じ、第43回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞する。「ブルーアワーにぶっ飛ばす」(19)、「架空OL日記」(20)などに出演し、21年の第44回日本アカデミー賞授賞式では司会に抜てき。翌年の第35回東京国際映画祭ではコンペティション部門の審査員も務めている。