レア・セドゥ
仏パリ出身。シャイな性格を克服しようと演劇を始め、2006年「Mes copines(原題)」で映画デビューを果たす。「美しいひと」(07)でフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の有望若手女優賞にノミネート。主要キャストを務めた「ルルドの泉で」(09)はベネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞ほか5部門を受賞した。クエンティン・タランティーノ監督作「イングロリアス・バスターズ」(09)を皮切りに、「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」(11)などハリウッド大作に続々出演。女性同士の運命的な恋を描き、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「アデル、ブルーは熱い色」(13)では主人公アデルの恋人役を演じ、作品へのパルムドールと同時に、アデル役のアデル・エグザルコプロスとそろって史上初めて俳優としてパルムドールを受賞した。以降、フランス実写映画版「美女と野獣」、ウェス・アンダーソン監督の「グランド・ブダペスト・ホテル」(とも14)、カンヌ審査員賞受賞作「ロブスター」(15)、グザビエ・ドラン監督作「たかが世界の終わり」(16)など国際的に確約。「007 スペクター」でボンドガールに抜てきされ、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」(20)にも出演した。