ダリウス・ウォルスキー
ポーランドのワルシャワ出身。ウッチの映画学校で学んだ後、1979年に23歳で渡米する。ニューヨークやロサンゼルスでカメラアシスタントとして低予算映画に携わり、徐々に頭角を現して「クリムゾン・タイド」(95)や「ダークシティ」(98)などハリウッド作品の撮影を担当。世界的大ヒットとなったジョニー・デップ主演作「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」(03)の撮影を任され、以降同シリーズの撮影を全て手がける。
ティム・バートン監督の「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(07)や「アリス・イン・ワンダーランド」(10)でもジョニー・デップをカメラに収めた。「プロメテウス」(12)や「オデッセイ」(15)、「ナポレオン」(23)など、数々のリドリー・スコット作品の撮影でも知られる。
20年、ポール・グリーングラス監督、トム・ハンクス主演の「この茫漠たる荒野で」でアカデミー撮影賞にノミネートされた。