メラニー・ロラン
仏パリ出身で、父は俳優のピエール・ロラン。ジェラール・ドパルデュー監督作「Un Port Entre Deux Rives」(99)で映画デビューを果たす。ミシェル・ブラン監督の「キスはご自由に」(02)で注目を集め、「真夜中のピアニスト」(05/ジャック・オーディアール)、「心配しないで」(06/フィリップ・リオレ)、「PARIS」(08/セドリック・クラビッシュ)など人気監督の作品に多数出演。09年、クエンティン・タランティーノ監督作「イングロリアス・バスターズ」でナチス将校に復讐を企てる主人公に抜てきされ、一躍国際的な注目を集めた。08年、監督・脚本を手がけた短編映画を発表。シリル・ディオンと共同監督を務めた「TOMORROW パーマネントライフを探して」(15)はセザール賞のベストドキュメンタリー賞を受賞し、長編第4作「ガルヴェストン」(18)ではエル・ファニングを主演に迎えるなど、近年は監督としても活躍している。そのほかの出演作に「人生はビギナーズ」(10)、「グランド・イリュージョン」(13)、「英雄は噓がお好き」(18)、「6アンダーグラウンド」(19)など。