ロバート・フォスター
米ニューヨーク州ロチェスター出身。スポーツ奨学金を得て進んだロチェスター大学で、心理学を学ぶ傍ら学生演劇の舞台に立つ。卒業後に役者として活動を始め、65年、ニューヨークの舞台「Mrs. Dally Has a Lover」に主演。「禁じられた情事の森」(67)の端役で映画に初出演する。
「レッド・ムーン」(68)や「アメリカを斬る」(69)を経て、動物パニック映画の金字塔「アリゲーター」(80)で主演を務めるも、80年代後半以降は役に恵まれず低迷。クエンティン・タランティーノ監督に再発見されて「ジャッキー・ブラウン」(97)でアカデミー助演男優賞の候補となり、一転注目を浴びた。以降は「サイコ」(98)や「マルホランド・ドライブ」(01)、「ファミリー・ツリー」(11)などの話題作で活躍。
19年10月、脳がんのため78歳で死去。「エルカミーノ ブレイキング・バッド THE MOVIE」(19)が遺作となった。