米俳優ロバート・フォスターさん死去 「ジャッキー・ブラウン」など100本を超える出演作
2019年10月17日 19:00

[映画.com ニュース]100本を超える出演作で印象的な演技を残してきた米俳優のロバート・フォスターさんが10月11日(現地時間)、脳腫瘍のため米ロサンゼルスの自宅で死去した。78歳だった。バラエティほか複数の米メディアが報じている。
米ニューヨーク州ロチェスター出身。大学卒業後、ブロードウェイの舞台で俳優としてのキャリアをスタートさせ、1967年に「禁じられた情事の森」で映画デビュー。70~80年代はテレビ映画やB級映画などへの出演が続いたが、97年、クエンティン・タランティーノ監督の「ジャッキー・ブラウン」で、タランティーノ監督自らフォスターさんのために当て書きしたというマックス・チェリー役を演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたのを機に再び脚光を浴びるようになる。
2000年代に入ってからは、ジム・キャリー主演のコメディ「ふたりの男とひとりの女」(00)、デビッド・リンチ監督のノワール調ミステリー「マルホランド・ドライブ」(01)、「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」(03)、「ファイヤーウォール」(06)、全米俳優組合(SAG)賞の映画部門キャスト賞にノミネートされた「ファミリー・ツリー」(11)、「エンド・オブ・ホワイトハウス」(13)など、幅広いジャンルの映画に出演するかたわら、「デスパレートな妻たち」「HEROES /ヒーローズ」「CSI:ニューヨーク」といった米人気テレビドラマの数々にゲスト出演。25年ぶりの復活で話題を呼んだ「ツイン・ピークス リミテッド・イベント・シリーズ」(17)では、カイル・マクラクランらオリジナルキャストとともに、フランク・トルーマン役でカムバックを果たしている。
出演最新作となる大ヒットドラマ「ブレイキング・バッド」の映画版「エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE」は、奇しくもフォスターさんが亡くなった11日、Netflixで世界配信ならびに全米で劇場公開された。ちなみに、スティーブン・スピルバーグ制作総指揮による、米アップルの新定額制映像配信サービス「Apple TV+」向けオムニバスドラマ「アメージング・ストーリーズ(原題)」にも出演が決まっていたが、亡くなる前に撮影を終えていたかどうかは現時点でわかっていない。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント