ファン・ジョンミン
慶尚南道馬山市(現・昌原市)出身、ソウル芸術大学演劇学科卒。
1990年、映画「将軍の息子」で俳優デビュー。翌年から兵役に就き、除隊後は演劇やミュージカルなどで舞台俳優として活動。99年に「シュリ」でスクリーンに復帰すると、「ワイキキ・ブラザーズ」(01)で主要人物を演じ、注目を浴びる。
初主演を飾った映画「ロード・ムービー」(02)で青龍映画賞の新人男優賞を受賞。05年に映画「甘い生活」で大鐘賞男優助演賞を受賞すると、同年、韓国国内で大ヒットを記録した「ユア・マイ・サンシャイン」で青龍映画賞主演男優賞に輝く。09年には「アクシデント・カップル」でTVドラマに初出演し、人気を確固たるものにする。
イ・ジョンジェ、チェ・ミンシクと共演したクライムサスペンス「新しき世界」(13)で2度目の青龍映画賞主演男優賞を受賞。翌年の主演作「国際市場で逢いましょう」は観客動員数約1410万人を記録し、スタッフや出演者ともに数々の賞を受賞した。「ベテラン」(15)、「ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆」(15)、「華麗なるリベンジ」(15)、「アシュラ」(16)、「哭声 コクソン」(16)、「軍艦島」(17)を経て、18年に主演した「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」で大鐘賞男優主演賞を受賞。22年に同作のユン・ジョンビン監督が脚本・演出を手がけたTVドラマ「ナルコの神」に出演した。