チャールズ・ブロンソン

米ペンシルベニア州で、貧しい両親のもと15人兄妹のひとりとして生まれ育つ。高校卒業後は父と炭坑で働き、第2次世界大戦から帰還後に芸術を学び始め、カリフォルニアの劇場パサデナ・プレイハウスに所属。「駆潜艇PC-1168」(51)でスクリーンデビューを果たし、「肉の蝋人形」(53)の演技で注目を集める。
「機関銃ケリー」(59)に主演後、ジョン・スタージェス監督の西部劇「荒野の七人」(60)で主要キャストを演じ、同監督の「大脱走」(63)にも出演。「特攻大作戦」(67)でも助演を務めた。セルジオ・レオーネ監督作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」(68)や、三船敏郎と共演した異色西部劇「レッド・サン」(71)を経て、70年代にはマイケル・ウィナー監督とタッグを組んで数々のアクション映画で主人公のタフガイを演じ、「狼よさらば」(74)でさらにブレイク。以降、「ストリートファイター」(75)などで主演を務める。この頃、日本では男性用化粧品「マンダム」のTVCMに出演していた。
晩年はショーン・ペン監督作「インディアン・ランナー」 (91)などで活躍するも、アルツハイマー病に苦しみ、03年8月、ロサンゼルスの病院で肺炎のため死去した。