曽利文彦
1986年、TBSに入社し、91年から新設のCG部に所属。96年、同社の留学制度で南カリフォルニア大学映画学科に在籍し、ジェームズ・キャメロン設立のデジタル・ドメイン社のCGアニメーターとして「タイタニック」のVFXに携わる。帰国後、映画「秘密」(99)や「ケイゾク 映画 Beautiful Dreamer」(00)などでVFXスーパーバイザーを務め、TVドラマ「ビューティフルライフ」「池袋ウエストゲートパーク」(ともに00)などのタイトルバックやVFXシーンを手がける。02年、松本大洋の人気コミックを実写映画化した「ピンポン」で鮮烈に監督デビューを果たす。モーションキャプチャーを使った3DCGアニメ映画「APPLESEED アップルシード」(04)のプロデュースを経て、TBS開発センターCG部の中心メンバーとして「OXYBOT」を設立。同様の3DCGアニメ「べクシル 2077日本鎖国」(07)で監督・脚本を務めた。その後も、デジタル映像の先端クリエイターとして、時代劇「ICHI」(08)、人気コミック原作の実写映画化「あしたのジョー」(11)や「鋼の錬金術師」(17)、CGアニメーション作品「ドラゴンエイジ ブラッドメイジの聖戦」(12)などを監督する。