小日向文世
1977年、串田和美主宰の劇団「オンシアター自由劇場」に入団し、96年の劇団解散まで中核的存在として舞台に立ち続ける。その後、映画やTVドラマでバイプレイヤーとして活躍し、木村拓哉主演の大ヒットドラマ「HERO」(01)でブレイク。同じく北海道出身の鈴井貴之が監督した映画「銀のエンゼル」(04)で初主演を務め、連続ドラマ初主演作「あしたの、喜多善男 世界一不運な男の、奇跡の11日間」(08)では統合失調症を抱える主人公という難役に挑み、続いて映画「サイドウェイズ」(09)でも主演を務めた。11年、三谷幸喜作・演出の「国民の映画」で第19回読売演劇大賞の最優秀男優賞を受賞。三谷作品では他に、映画「ステキな金縛り」(10)や「清須会議」(13)、NHK大河ドラマ「真田丸」(16)などにも出演する。その他の出演作にTVドラマ「JIN 仁」(09、11)、任侠映画「アウトレイジ」シリーズ(10、12)、実写版「鋼の錬金術師」(17)などがある。