ケビン・コスナー
大学時代から役者に憧れ、偶然同じ飛行機に乗り合わせた名優リチャード・バートンの助言で俳優の道に進むことを決心する。1980年代初頭から下積み時代を送り、ブライアン・デ・パルマ監督の「アンタッチャブル」(87)ではアル・カポネを追う捜査官エリオット・ネス役が絶賛され、その後も「フィールド・オブ・ドリームス」(89)などで人気を博す。製作・主演を兼ねた初監督作「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(90)では、アカデミー賞で作品賞・監督賞を含む7部門受賞の快挙を成し遂げた。以降、大スターとして「ロビン・フッド」「JFK」(ともに91)、「ボディガード」(92)といったヒット作を連発するも、主演アクション「ウォーターワールド」(95)の撮影中に不倫スキャンダルが浮上し、長年連れ添った妻と離婚。さらに監督第2作「ポストマン」(97)の興行も振るわずキャリア低迷を味わった。近年では、ミニシリーズ「宿敵 因縁のハットフィールド&マッコイ」(12)でエミー賞主演男優賞を受賞したほか、DC映画「マン・オブ・スティール」(13)や「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」(16)でスーパーマンの育ての親ジョナサン・ケントを演じた。俳優業のかたわら、カントリーロックバンド「ケビン・コスナー&モダン・ウエスト」でツアー活動なども行う。