エマニュエル・ベルコ
仏パリ出身。フランス国立映像音響芸術学院で監督技術を学ぶ。女優として「ニコラ」(98)や「今日から始まる」(99)などに出演した後、「なぜ彼女は愛しすぎたのか」(01)で長編映画監督デビュー。脚本と主演も務めた同作はカンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品された。オムニバス映画「プレイヤー」(12)の1作でメガホンをとり、続く監督作「ミス・ブルターニュの恋」(13)と「太陽のめざめ」(15)では名優カトリーヌ・ドヌーブを主演に起用。並行して女優としても腕を磨き、バンサン・カッセルと大人の恋愛劇を演じた「モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由」(15)」でカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞した。「ハッピー・バースデー 家族のいる時間」(19)ではカトリーヌ・ドヌーブ演じる一家の母の長女役を、「恋する遊園地」(19)では新鋭ノエミ・メルラン演じる主人公の母役を務めている。