石井隆
早稲田大学商学部在学中、アルバイトで劇画を書いたのをきっかけに、70年、出木英紀として劇画漫画家デビューし、雑誌「ヤングコミック」などに連載をもつ。「天使のはらわた」がにっかつロマンポルノで映画化され、シリーズ2作目「赤い教室」から脚本を担当。その他「ラブホテル」(85)などロマンポルノの脚本も執筆した。シリーズ5作目「天使のはらわた 赤い眩暈」(88)で映画監督デビュー。以降、「死んでもいい」(92)、「ヌードの夜」(93)、「夜がまた来る」(94)といったノワール調の作品を監督する。03年には5度目の映画化となった団鬼六原作「花と蛇」でメガホンをとり、13年には自作のコミック「無口なあなた」の映画化「フィギュアなあなた」と大石圭原作「甘い鞭」を立て続けに発表する。