30人ほどの強盗が…「KILL 超覚醒」監督が実体験語るオフィシャルインタビュー公開【映像あり】
2025年11月8日 19:00

インドのバイオレンス・アクション映画「KILL 超覚醒」に主演するラクシャと、ニキル・ナゲシュ・バート監督のオフィシャルインタビュー映像が公開された。
本作は、第48回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門でのワールドプレミアを皮切りに、世界各国の映画祭で称賛を浴び、2025年国際インド映画アカデミー賞で5部門を受賞。「ジョン・ウィック」シリーズのチャド・スタエルスキ監督によるプロデュースでハリウッドリメイクも決定している。
インド東部ジャールカンド州から首都ニューデリーへと向かう約1200キロのルートを走る寝台列車に、総勢40人の凶悪な武装強盗団が乗り込んでくる。乗客から金品を荒々しく奪おうとする彼らは、列車に大物実業家とその家族が乗っていることを知り、実業家の娘トゥリカを人質にとる。ところが列車に乗り合わせていたトゥリカの恋人は、インド特殊部隊に所属する最強の男アムリトだった。恋人の危機に怒りが爆発したアムリトは、たったひとりで武装強盗団に立ち向かう。
このほど公開されたオフィシャルインタビュー映像でバート監督は、冒頭から本作が自身の経験から着想を得たことについて語る。「寝台列車で旅した時、隣の一等客車が強盗に襲われました。30人ほどの強盗が夜の間に略奪したのです」。この出来事がバート監督の心に長く残り、本作の製作へと至ったという。
さらに、自身の育ってきた環境を振り返り、「私は悪名高いビハール州で育ちました。子どもの頃は無法地帯で、いま州都はだいぶ良くなりましたが、昔は暴力が蔓延していて、ファニやビニのような人たちにたくさん会いました」「彼らの生き方を身近に見てきたのです。これまでにないアクション映画を撮ることが長年の夢でした」と明かした。
一方、本作で映画デビューとなったラクシャは、アクションシーンの背景について、「訓練はみっちり8カ月間。パンチから人を投げるまで何でもやりました。伝説的なアクション監督オ・セヨンさんのおかげです。皆を導いてくれました」と語る。オ氏は、「スノーピアサー」(2013)、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」(15)なども手掛けている韓国の世界的アクション監督だ。また、「ロッキー」(1976、)「ネバー・バックダウン」(2008)、「ジョン・ウィック」(15)などから影響を受けたといい、「目標がはっきりしました」と話している。
「KILL 超覚醒」は、11月14日から新宿ピカデリーほか全国公開。R15+。
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