「国宝」など、カンヌが認める唯一無二のセレクションが日本へ!「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」開催
2025年10月24日 17:00

12月12日から、ヒューマントラストシネマ渋谷にて「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」が開催される。
本特集は、ソフィア・コッポラ、スパイク・リー、ジム・ジャームッシュ、グザビエ・ドラン、大島渚、北野武、黒沢清、三池崇史、西川美和……名だたる監督たちを見出してきたカンヌ国際映画祭の唯一無二のセレクションで「監督週間(Quinzaine des cinéastes/Director’s Fortnight)」の最新ラインナップを日本国内でいち早くスクリーンで鑑賞できる貴重な機会となっている。
オープニング上映を飾るのは、「監督週間」観客賞&カメラドール(新人監督賞)をダブル受賞した、フセイン体制下の不条理を9歳の少女の視点で捉えたイラク出身でニューヨークを拠点に活躍するハサン・ハディ監督の初長編作品「ザ・プレジデンツ・ケーキ(英題)」。また、日本で怒涛の快進撃を続ける李相日監督作「国宝」をはじめ、雪深い小さな村にやってきた進歩的な教師が厳しい自然のなか官能を刺激される様を描いたルイーズ・エモン監督の初長編作品「ザ・ガール・イン・ザ・スノウ(英題)」。
そして「東ベルリンから来た女」(2012)や「水を抱く女」(2020)などで話題を集めるベルリン国際映画祭銀熊賞受賞監督クリスチャン・ペッツォルトの新作「ミラーズ No.3(英題)」、イスラエルへのテロ攻撃の余波を引き摺るなか新しい国家に音楽を付ける使命を託されるジャズ・ミュージシャンとダンサーの夫妻を描いたナダブ・ラピド監督「イエス(英題)」など、ラディカルな輝きを放つメッセージ性の強い作品が並ぶ。他の上映作品は追って発表となる。
キービジュアルは、カルト的人気映画作家であるハーモニー・コリンが今年度の「監督週間」のポスターのために制作したアートワークを使用。赤と黄色の二つの顔が描かれており、彼はそれを《トゥイッチーズ(Twitchys)》と名付けている。「この絵の中のキャラクターたちは“トゥイッチーズ”と呼ばれています。彼らはいつもこそこそ遊んでいて、カンヌに来られてとてもハッピーなんです」と、コリンは公式SNSでコメントしている。
2023年から監督週間のアーティスティック・ディレクターであるジュリアン・レジ氏は、今回のカンヌ国際映画祭の監督週間という「高い作家性をもった芸術的な作品を常に支援してきた」部門で、日本映画2作品が選ばれたことに喜びを感じながら「国際的な成功を心から願う」とコメント。開催期間中はレジ氏の来日をはじめ、豪華ゲストを招いてのトークイベントも予定している。「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」は、12月12日~25日まで、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催。
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