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ダニー・ボイル監督新作にガイ・ピアース主演決定 メディア王ルパート・マードックの伝記映画「インク」

2025年8月26日 13:00

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ダニー・ボイル監督(左)、ガイ・ピアース(右)
ダニー・ボイル監督(左)、ガイ・ピアース(右)
Photo by Carlos Alvarez/Getty Images Photo by Matt Winkelmeyer/WireImage/Getty Images

28年後...」で華々しいカムバックを果たしたダニー・ボイル監督の次回作が決定した。ガイ・ピアースを主演に迎え、世界的メディア王ルパート・マードックの若き日を描く伝記映画「インク(原題)」の製作に乗り出すと、米ハリウッド・リポーターが報じている。

ピアースはオーストラリア出身のメディア王マードック役での出演交渉を進めており、「シナーズ」で注目を集めたジャック・オコンネルが、マードックに雇われたザ・サン紙編集長ラリー・ラム役で出演を検討している。

「インク(原題)」は、ジェームズ・グラハムが2017年にロンドンで初演した舞台劇の映画化作品だ。同舞台はブロードウェイでも上演され、トニー賞2冠に輝いた話題作である。グラハム自身が舞台から映画用に脚色を手がけ、Studiocanal、Media Res、House Productionsが製作を担当する。

物語の舞台は1969年。マードックが経営難に陥っていた英国の新聞「ザ・サン」を買収し、編集長にラリー・ラムを起用して現代的なタブロイド紙に変貌させる過程を描く。「読者が求めるものを提供する新しいニュースのアイデアを持った先見性のある人々と異端者たちの爆発的なシネマティック・ローラーコースター」と表現されており、現代メディア界の礎を築いた歴史的瞬間に焦点を当てる。

ルパート・マードックは現在93歳のオーストラリア出身のメディア王で、フォックス・コーポレーション会長を務める。世界各国で新聞社、テレビ局、映画会社を所有し、英国の「ザ・サン」紙、米国の「ウォール・ストリート・ジャーナル」「ニューヨーク・ポスト」、FOXニュースなどを展開。センセーショナリズムを重視したタブロイド新聞の手法を確立し、現代メディア界に巨大な影響を与えた人物である。

ボイル監督は実在の人物を題材とした作品で定評があり、2015年の「スティーブ・ジョブズ」ではアップル創業者の複雑な人間性を鮮やかに描き出した。「スラムドッグ$ミリオネア」「127時間」など、実話や社会問題を扱った作品で高い評価を得てきた監督だけに、マードックという巨大な存在をどう料理するかが注目される。

ピアースは今年、ブラディ・コーベット監督の「ブルータリスト」でハリソン・リー・ヴァン・ビューレン役を演じ、アカデミー賞助演男優賞候補となった。1997年の「L.A.コンフィデンシャル」でハリウッドデビューを果たし、「メメント」「アイアンマン3」など幅広い役柄を演じてきた実力派俳優が、キャリアハイの状況でマードック役に挑むことになる。

オコンネルは今年、ライアン・クーグラー監督の「罪人たち」でカリスマ的な悪役を演じて話題となり、ボイル監督の「28年後...」にも出演した。同作での演技にボイル監督が感銘を受け、続編「28年後...:ザ・ボーン・テンプル(原題)」でもより重要な役割を担うことが決まっている。監督との信頼関係が、今回の起用にもつながったようだ。

撮影は今年10月に開始予定で、2026年の公開を目指している。Studiocanal が全額出資し、英国、フランス、ドイツ、ポーランド、オーストラリア、ニュージーランドでの配給を担当する。

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28週後…
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