今年も夏はジブリ! 「火垂るの墓」「崖の上のポニョ」「もののけ姫」金曜ロードショーで3週連続放送
2025年7月25日 06:00

「金曜ロードショー」で、8月15、22、29日に3週連続でスタジオジブリ作品がノーカット放送されることが決定した。終戦80年を迎える8月15日には、戦火で両親を亡くした幼い兄妹を描く高畑勲監督の名作「火垂るの墓」を放送。22日は「崖の上のポニョ」、29日は「もののけ姫」をオンエアする。
放送日時:8月15日午後9時~10時54分 ※ノーカット

作家・野坂昭如が自らの経験を元に執筆、第58回直木賞を受賞した小説を原作に、高畑監督が戦争末期から戦後の混乱期を14歳の少年と4歳の少女が精いっぱいに生きる姿を描いた物語。
高畑監督が追求したリアリティーが随所で徹底され、当時の神戸の町や人々の様子、B29による爆撃の恐ろしさなどがリアルに描かれている。声優も舞台と同じ関西地区出身者から選ばれ、空襲で母を亡くした14歳の少年・清太の声を映画公開当時16歳の辰巳努、4歳の妹・節子の声を当時5歳の白石綾乃が演じた。

4歳と14歳で、生きようと思った。
終戦間近の神戸。この町もB29の大編隊が襲いかかった。清太と節子の兄妹は混乱の最中、母親と別れ別れになる。家を焼け出され、路頭に迷った兄妹は親戚のおばさんの家に身を寄せることにするが、食料や着物が底をつきはじめると、おばさんと清太の関係もしっくりいかなくなった。
ついに二人はおばさんの家を出て、横穴壕でままごとのような新しい生活を始める。夜は蚊帳の中に蛍を放ち、かすかな光で寂しさをまぎらわす。苦しいながらも、色々と工夫を凝らした生活はそれなりに楽しかった。しかし、はかない蛍の命を見て、「なんで蛍すぐ死んでしまうん」と清太に尋ねる節子の命もまた、食糧がつき、蛍の命のように消えかかっていく。

放送日時:8月22日午後9時~11時9分 ※放送枠15分拡大&ノーカット

録音当時8歳の大橋のぞみが歌い、オリコンチャート1位を記録した主題歌とともに、日本中で社会現象になった宮﨑駿監督の冒険ファンタジー。5歳の男の子・宗介は、ある日、さかなの女の子・ポニョと出会う。やがてポニョは人間の姿となり宗介の元にやって来て、不思議な出来事が次々と起こる。

生まれてきてよかった。
海辺の小さな町に住む5歳の少年・宗介は、ある日ジャムの瓶に入り込んでしまったさかなの子・ポニョと出会う。宗介は瓶を割ってポニョを助けだすと、「ぼくが守ってあげるからね」と約束。ポニョは宗介が大好きになり、宗介もポニョを好きになる。しかし、人間を辞め、海の住人となった父・フジモトによってポニョは海の中に連れ戻されてしまう。「人間になりたい」と強く願うようになったポニョは、いもうとたちの力を借りて父の魔法を盗み出し、宗介のいる人間の世界を目指す。

原作・脚本・監督:宮﨑駿
音楽:久石譲
主題歌:林正子・藤岡藤巻と大橋のぞみ
声の出演:山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージ、奈良柚莉愛、
土井洋輝、柊瑠美、矢野顕子、吉行和子、奈良岡朋子 ほか
放送日時:8月29日午後9時~11時49分 ※放送枠55分拡大&ノーカット

宮﨑監督渾身の超大作。公開当時、日本映画の興行収入記録を塗り替え、日本だけでなく世界が絶賛した。村を救うも右腕に呪いを受け、村を追われた青年アシタカ。自分の運命を受け入れながら、“もののけ姫”サンとの出会いを通して、森と人が争わずに済む方法を模索し続ける。

生きろ。
北の果てに住む一族の青年・アシタカは、“タタリ神”という怪物に姿を変えたイノシシに矢を放ち、死の呪いを受けてしまう。呪いを絶つ方法を探す旅に出たアシタカは、西へむかい、旅の途中、森の中で山犬に育てられた不思議な少女・サンと出会う。アシタカは、すべての生命を司るシシ神のすむ“シシ神の森”を経て、製鉄場“タタラ場”にたどりつく。タタラ場を襲撃するサン。2人はおおいなる運命の渦に飲みこまれていく。

・7月25日 「ジュラシック・パーク」
・8月1日 「サマーウォーズ」
・8月8日 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」※地上波初放送
・8月15日 「火垂るの墓」※ノーカット
・8月22日 「崖の上のポニョ」※ノーカット
・8月29日 「もののけ姫」※ノーカット
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