ウェス・アンダーソン最新作「The Phoenician Scheme」、邦題は「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」
2025年6月20日 12:00

第78回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されるウェス・アンダーソン監督の最新作「The Phoenician Scheme」(原題)の邦題が「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」に決定。併せて新規場面写真9点が披露された。
今作は、「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(21)にも出演したベニチオ・デル・トロを主演に迎え、ケイト・ウィンスレットの娘で俳優のミア・スレアプレトン、「バービー」(23)でアランを演じたマイケル・セラ、アカデミー賞ノミネート俳優リズ・アーメッドらウェス組初参戦のキャスト、そしてウェス作品 常連となる、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライト、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィス、そして物語の重要なカギを握る人物にベネディクト・カンバーバッチと超豪華キャストが競演し、ウェス・ワールドを盛り上げる。


邦題「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」にあるフェニキアとは、現在レバノンを中心とする海岸地帯にある、独立した複数の都市国家からなる架空の大独立国。ヨーロッパの大富豪で、6度の暗殺未遂から生き延びたザ・ザ・コルダが画策する“フェニキア計画”とは、“現代の大独立国フェニキア”全域におよぶ陸海三つのインフラを整備するという大プロジェクトだ。
うまくいけば、今後150年間にわたって毎年利益が入ってくるという、ザ・ザにとっては一世一代のプロジェクト。しかし、とある妨害によって赤字が拡大、財政難に陥り、30年かけて練り上げた計画が脅かされることに! ザ・ザは資金調達のため、ビジネスパートナーたちに会いに、疎遠になっていた娘で後継人のリーズルとともにフェニキア全土を横断する旅に出る─。

公開された新規場面写真は9枚。様々な刺客から命を狙われるザ・ザ。プライベートジェットを操縦しているカットでは、なんと機体の屋根が穴だらけに。すでに左腕を負傷しているザ・ザだが、ほかのカットでも、額にけがをしていたり、シャツに血がついていたり…険しい旅路だったことが想像される。ビョルンに嘘発見器を付けて尋問するようなカットもあり、常に命を狙われているザ・ザの気苦労が察せられる。

そのほか、ザ・ザとビジネスパートナーたちの“交渉中”の場面、なぜかとてもラフな格好のトム・ハンクス、そして、赤いソファに悠々と腰かける、ベネディクト・カンバーバッチ演じるヌバルおじさんのラスボス感溢れ出るカットも。ザ・ザは計画を成功させることができるのか。そして旅の途中で変わっていく娘との関係―。「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(01)、「ダージリン急行」(07)につながる、“家族の再生と絆”の物語に期待が高まる。
9月19日よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国で公開。
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