ケイト・ブランシェット、俳優業引退への真剣な決意
2025年4月16日 19:00
Photo by Marc Piasecki/WireImage/Getty Images2度のアカデミー賞に輝く名優ケイト・ブランシェットが、英誌Radio Timesのインタビューで、俳優業からの引退を真剣に考えていることを明かした。
「引退するから……。家族は私がそう言うたびに目を回すけど、本気なの。演技をやめることに関して真剣よ」と語ったブランシェット。「人生でやりたいことはたくさんある」と、新たな挑戦への意欲を示した。
オーストラリア出身のブランシェットは、1994年に映画デビューして以来、30年にわたり第一線で活躍。98年の「エリザベス」でエリザベス1世を演じた際にはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、一躍ハリウッドスターとなった。2005年には「アビエイター」でキャサリン・ヘプバーン役を見事に演じ切り、助演女優賞を受賞。さらに14年には「ブルージャスミン」でセレブ生活から転落する女性を熱演し、主演女優賞を手にした。
ブランシェットは、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作でのエルフの女王ガラドリエル役や、マーベル映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」での死の女神ヘラ役など、ファンタジーからシリアスドラマまで幅広いジャンルで卓越した演技を見せてきた。近年では「TAR ター」でオーケストラの女性指揮者を演じ、高い評価を得ている。
しかし彼女は有名人であることへの複雑な感情も吐露した。「不快感に慣れるために一生を費やしてきた」と述べている。
現在、ブランシェットはジム・ジャームッシュ監督の新作映画「Father, Mother, Sister, Brother(原題)」の撮影を終え、デビッド・ゼルナーとネイサン・ゼルナー監督のコメディ映画「Alpha Gang(原題)」の撮影中。また、英BBCのRadio 4で米劇作家ウォレス・ショーンの「The Fever(原題)」の放送を控えており、これが彼女初のラジオドラマとなる。
俳優業以外では、夫のアンドリュー・アプトンと「Dirty Films」という制作会社を共同設立。2008年から2012年までシドニー・シアター・カンパニーのCEO兼芸術監督も務めた経験を持つ。今回は初めての引退発言ではなく、23年のインタビューでも「日々、週ごとに引退を考えている」と話していた。正確な引退時期は明言していないものの、新たなステージへ向かおうとする彼女の決意は固いようだ。
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