「PLAN 75」の早川千絵監督新作「ルノワール」、第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネート! 石田ひかりら喜びのコメント
2025年4月10日 19:32

「PLAN 75」の早川千絵監督の最新作「ルノワール」が、5月13日(現地時間)に開幕する第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネートされた。早川監督、主演の鈴木唯、石田ひかりが喜びのコメントを寄せた。
前作「PLAN 75」(2022)が第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール特別賞を受賞した早川監督の最新作「ルノワール」は、日本、フランス、シンガポール、フィリピン、インドネシアの国際共同製作作品。
日本がバブル経済真っ只中だった80年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの物語。マイペースで想像力豊かなフキは、空想にふけりながら、それぞれに事情を抱えた大人たちと触れ合う。子ども特有の感情を細やかに描写すると共に、フキが関わる大人たちの人生のままならなさや、人間関係の哀感を温かなまなざしとユーモアを持って描き出す。
(C)2024「RENOIR」製作委員会/Ici et Là Productions/ARTE France Cinema/Akanga Film Asia/ Nathan Studios/KawanKawan Media/Daluyong Studios主人公・フキを演じるのは鈴木。役柄と同様11歳だった彼女は、多数の候補者の中からオーディションで主演に大抜擢された。真っ直ぐに大人を見つめる視線、この年齢ならではの自然な躍動感、時折見せる寂しげな表情など、スクリーン一杯に広がる彼女の瑞々しい演技に誰もが心奪われるだろう。フキの母・詩子役に石田、父・圭司役にリリー・フランキーらに加え、フキが出会う大人たちには、中島歩、「PLAN 75」に続き河合優実、坂東龍汰ら若手実力派が出演する。
第78回カンヌ国際映画祭は、審査員長に「ポンヌフの恋人」「イングリッシュ・ペイシェント」「トスカーナの贋作」のフランスの名優ジュリエット・ビノシュを迎え、現地時間5月13日~24日に開催される。
コンペティション部門において、日本の映画で過去パルム・ドールを受賞したのは衣笠貞之助監督「地獄門」(54)、黒澤明監督「影武者」(80)、今村昌平監督の「楢山節考」(83)と「うなぎ」(97)、是枝裕和監督「万引き家族」(18)の5作品。
今回の出品決定に際し、早川監督は「映画を作り始めたばかりの私に最初にチャンスを与えてくれたカンヌ映画祭が、この映画を温かく迎え入れてくれたことに気が引き締まる思いです」とコメント。主演の鈴木は「嬉しくて飛び跳ねてしまいました」と喜びを爆発させ、共演の石田は「言葉に出来ないほどの幸せと感謝と感動と興奮を覚えております」と喜びのコメントを寄せている。映画は6月20日から日本公開。
「ルノワール」を共に作り上げたキャスト、スタッフ、全ての関係者の皆さんにまずは感謝を伝えたいです。
そして、映画を作り始めたばかりの私に最初にチャンスを与えてくれたカンヌ映画祭が、この映画を温かく迎え入れてくれたことに気が引き締まる思いです。
「ルノワール」がカンヌ映画祭コンペティション部門に出品されると聞いたとき、びっくりしたしとても嬉しかったです!嬉しくて飛び跳ねてしまいました。これからどうなっていくかワクワクしています!!
早川監督、ルノワールを一緒に作った皆さんおめでとうございます!
早川監督、スタッフキャストの皆さんと創り上げた映画「ルノワール」が、カンヌ映画祭の審査を通過し、コンペティション部門に出品されるとの報せを受け、言葉に出来ないほどの幸せと感謝と感動と興奮を覚えております。この作品に参加できただけで充分に満足し、幸せでしたのに、一俳優としてカンヌの地を踏む日が来るなんて考えたこともなかったので、ただただ驚きと興奮の中にあります。「ルノワール」が、カンヌを始め、世界に羽ばたく瞬間を、全ての瞬間を、心に刻みつけてきます。
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