ポンヌフの恋人
劇場公開日:2011年1月29日
解説
フランスの鬼才レオス・カラックス監督が、「ボーイ・ミーツ・ガール」「汚れた血」に続く“アレックス3部作”完結編として1991年に手がけた名作ラブストーリー。パリのポンヌフ橋で暮らす天涯孤独な大道芸人アレックスは、失明の危機と失恋による心の傷に絶望する女子画学生ミシェルと出会う。2人は恋に落ちるが、ミシェルには両親から捜索願いが出されていた。日本初公開は92年。2011年にニュープリント版/HDリマスター版でリバイバル。
1991年製作/125分/PG12/フランス
原題:Les amants du Pont-Neuf
配給:アーク・フィルムズ
日本初公開:1992年3月28日
スタッフ・キャスト
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2022年9月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
自分が高校生の頃の1990年代にケーブルテレビで頻繁に放送されてまして、それで何度か視聴し数十年振りにDVDで観ました。
思ったより退屈でした。この監督さんの作品も当時はレンタルビデオでボーイ・ミーツ・ガールから最新作まで借りて観てたけど、記憶に残ってるのは汚れた血でバイクで2ケツしてるジュリー・デルピーが格好良く、透き通る白い肌と美少女な容姿に10代の自分には天使かなにかに思え、一瞬で目がハートになりそこだけ今も憶えてるって感じです。
ジュリエット・ビノシュさんは美人さんなんだけど、わき毛びっしりでそれ見せられたらもう内容なんかすっ飛んでそれしか記憶にない状態になってしまいます。
高校生当時ファッション雑誌のスタジオで女編集長と映画の話になり、彼女的には大好きな映画!らしいでしたが男の自分には良さが分かりませんでした。
ファッショナブルな女性の感性には響くみたいです。
2022年7月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
90年代初頭にVHSで見た。少し長すぎると思った。結末を忘れていたので、改めて見てみた。やっばり、1時30分位の映画だと思う。
先が想像できるくらい、説明が加えられ、大団円は納得がいかない。そうしなかった場合はどうなるのか?ばかりが気になるし、そっちが現実だろうと思う。
タイタニックはこれをリスペクトしていたのですね。思い出しましたよ。
2022年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
パリは永遠に好きだし
ホームレスは一度でいいからやってみたい
ラッパ飲みで酔っ払って花火の火花を浴びたい
大掛かりな撮影だな〜と思いながら見ていたけど、まさかの地方でのセット撮影だった…あの向こうの橋の夜景もセットなんだよ
(DVD特典映像で知った)
なんにしてもこの世に映画として完成して残って本当に良かった
細かいことでは
「片方の目で絵を見つめるとカタツムリのように目が飛び出るの…」と元夜警のおじさんにこぼしていたが
眼帯をめくると一匹の生の鯛がどーんと出てきたところ、あそこが一番驚いた!
次がドアの覗き穴に撃ち込んだ時と地下通路のポスター全部が燃え上がったところ
ドニラヴァンの身体能力は今も健在だけど
ジュリエットビノシュも前回はパラシュート、今回は水上スキーと
嫌と言わずにやってのける
ル・アーブル行きの船の先端でタイタニックですよ
最後の雪降るクリスマスのポンヌフは美しい
景色もさることながら、ふたりとも別人のように清潔になって再会
あ〜これもセットだったのか〜塩だったのか〜
レオス・カラックスのこだわりには過去作品を持ってしても脱帽、あたしの生涯の宝物となった『ホーリーモーターズ』これが出来上がっていく過程を見たようだ
2021年10月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
バッドエンドに突き進む危うい雰囲気のまま物語があるようで、鋭利な刃物でキリキリと痛さが漂う怖さがありながら、純粋無垢なアレックスの破天荒極まりなく危なっかしい行動に可愛らしさと異常にも取れる人間性。
クラシックな印象からイギー・ポップやデヴィッド・ボウイの楽曲、花火が打ち上がり水上スキーから奇妙な映像描写とスクリーンで観たくなる迫力が感動に、ポンヌフ橋をセットで作ってしまう大胆さ。
微笑ましいような終わり方がありながらも、この先の二人に待ち受ける危機感しか想像出来ない、そんなレオス・カラックスの残酷性が美しく思われる感覚!?