ホーム >
作品情報 >
映画「エリック・クラプトン 12小節の人生」 エリック・クラプトン 12小節の人生
劇場公開日:2018年11月23日
解説
「ギターの神様」とも称されるエリック・クラプトンの激動の人生を追った音楽ドキュメンタリー。関係者インタビューを極力入れず、ヤードバーズ、クリームなどのバンド期、そしてソロ活動の未発表映像を中心にした映像群のほか、私的な日記、手書きの手紙、デッサンなどを貴重な資料をひも解き、本人によるナレーションでクラプトンの人生を描いていく。さらにジョージ・ハリスン、ジミ・ヘンドリックス、B・B・キング、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズ、ボブ・ディランなどの貴重なアーカイブ映像も盛り込み、クラプトンと彼を取り巻く人びとからその時代が切り取られる。監督はアカデミー賞作品「ドライビング・MISS・デイジー」などの製作を手がけたリリ・フィニー・ザナック。
2017年製作/135分/PG12/イギリス
原題:Eric Clapton: Life in 12 Bars
配給:ポニーキャニオン、STAR CHANNEL MOVIES
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2019年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
生きている間に己をさらけ出し、伝説と言われ続けて何十年も生き続ける。
現役時代が短いスポーツ選手ならともかく、そんな人はそういないよね。
過酷な人生が不世出の才能を開花させ、若くして栄誉と富を得て、なおかつ満たされることなく生き続け、演じ続ける。
辛ぇなぁ。
私個人の話ですが、今年に入って妻と別れて2人の子供の親権を取得し、1人親として育てて行く事になりました。
悩み抜いた上での決断でしたが、エリックの人生に比べたらまだまだ私の人生なんて甘いなと。
そんな勇気をもらえた作品になりました。
最後のシーンでB.B.Kingからの言葉を聞いて涙無しでは見られませんでした。
私自身も音楽に救われた事がありました。今後も1人親として子供たちと生活していく中で、音楽を続けていこうと思います。
そんな勇気をもらえた作品でした。
2019年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
クラプトンってこんなに浮き沈みのある人生を辿ってきたのかと、今更ながらに感慨深く魅入られるドキュメンタリー映画。
自信なさげな若者がギターを手にした途端に別人に代わるシーンの数々。
友人の妻に惹かれていく様も生々しく描き出す。
ギターの神様と言われる由縁を嫌というほど実感させられるアーカイブス映像の数々。
良くぞ探し出し作品にしてくれたものだ。感謝である。
信じがたいような悲劇を乗越え、幸せそうな笑顔を見せる近年のクラプトンの姿。
鑑賞後、2枚組サントラを即購入したのは、言うまでもない。
<2019年2月23日 劇場にて鑑賞>
クラプトンのギターがなぜ泣くのかが分かった。
これほどまでに正直に素直に自分の弱さをさらけ出してしまえる人間はそう多くはいないだろう。
ギターを弾く必然が彼の人生にあったのだ。
人から必要でない。と宣言されたことの経験を持つ人間にしか理解しえない。それは哀しみ自らの命を絶ってしまってもおかしくはない人生だったのだ。
しかし、そこにギターがあったんだ。
何もかも忘れさせてくれるものがギターだった。
ギターは言い返したりしないし、口答えもしない。
でも、はっきりとレスポンスしてくれたのがギターだったんだ。