楢山節考

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劇場公開日

楢山節考

解説

今村昌平監督が深沢七郎の小説「楢山節考」「東北の神武たち」を映画化し、1983年・第36回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた人間ドラマ。信州の山深い寒村。この村では70歳を迎えた老人は皆、冬に楢山へ行くという掟があった。それは死を意味するが、そうすることで貧しい村の未来を守っているのだった。妻を亡くした辰平の家には、現在69歳の母おりんがいる。おりんは楢山へ行くことを少しも恐れていないが、母思いの辰平はつらい心情を抱えていた。辰平を緒形拳、母おりんをラテン歌手の坂本スミ子が演じた。

1983年製作/131分/日本
配給:東映

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第7回 日本アカデミー賞(1984年)

受賞

作品賞  
主演男優賞 緒形拳

ノミネート

監督賞 今村昌平
脚本賞 今村昌平
主演女優賞 坂本スミ子
助演女優賞 倍賞美津子
音楽賞 池辺晋一郎

第36回 カンヌ国際映画祭(1983年)

受賞

コンペティション部門
パルムドール 今村昌平

出品

コンペティション部門
出品作品 今村昌平
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(C)今村プロ・東映

映画レビュー

5.0見ごたえがある

2022年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

容赦のない現実対、その全てを呑み下して我が身の結末を雄々しくたぐりよせるおりんの気迫との渡り合い、それを自然ぐるみ重厚に描き出す撮影、坂本スミ子の好演、すべて見ごたえがある。
主題は言うまでもなく姥捨てで、その最終場面へ向けてすべてが収束していくが、白眉たる真の見どころはアマヤ家族が楢山さまに謝らされる段だ。この恐ろしさのためにDVDを購入した。
最終場面も胸に焼き付く。おりんを山に置いて辰平が戻ってみると、息子ケサやんの新しい嫁がおりんの綿入れをさっそく身に着けている。見ると、心からおりんに添いおりんのお山行きを嘆いた妻のタマやんの腰にも、やっぱりおりんの帯が巻きついている。主題に溺れず見せるところは最後の最後まできっちり見せてくれる。

中で唯一父利平の亡霊の出現だけが目障りだ。これだけの名画をぶち壊しにしてしまいかねない子供だましのオカルト的挿話に首を傾げる。
原作にもなかったはずだ。よく覚えていないが、仮にあったとしても文学とはほど遠いこんな幼稚なアレンジではなかっただろう。
善良いっぽうに描かれている辰平にも闇の部分があったということならそれはそれでいいし、その闇もおりんが一身に引き受けてお山へもっていく、それもさらにいい。また心に闇ある人間だからこそ、習わしとはいえ母親を捨てることの唐突感も和らぐ。しかも村の掟である姥捨てを敢行できなかった利平の“軟弱さ”への反感からとなれば、母捨て行為はもちろん父親殺しさえもが正当化される。すべてがよくてきている。ただそれを安直なオカルトでまとめてしまったのだけが残念だ。
あるいは副旋律補強の意図からか? だがその点なら、あんな通俗漫画を付け足すまでもなく不足なく作られている。アマヤの1件がそうだし、無しでは済まない性問題の見事な処理、そして唸ってしまうのが、瀕死の床についていた清川虹子バアサンを白萩様(白いごはん)1杯でけろり快癒させて明るさを灯してみせる味付け(原作にあっただろうか?)。これ以上何も必要ないほど盛りだくさんだ。
本当にあのオカルト漫画部分だけがわからない。
山中でおりんを一瞬消してみせる幻覚シーンもある。あんな意味不明なものを入れたのも、つまらないオカルトを組み込んでしまったがゆえのつじつま合わせにすぎないと見る。辰平の願望を描いて見せたとするには幼稚安直すぎる。
作品の名誉のためにそっと忘れるべき謎というしかないか。

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山茶花Q

5.0人間の生と死のはかなさを、透徹したリアルな視点で見つめる今村昌平監督の秀作 「楢山節考」

dreamerさん
2022年5月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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dreamer

4.5日本映画の最高峰

2022年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

こう言う美しくない不要なベッドシーンも必要か
この売る気ゼロの主題歌もいい。
こう言う映画を作れる人が居なくなった

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ojan daudy

4.0考えます「生」と「死」

tunaさん
2021年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

山でおっかぁと別れるシーンは泪無しでは観れませんでした。

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tuna
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