The NET 網に囚われた男

劇場公開日:

The NET 網に囚われた男

解説

「嘆きのピエタ」の鬼才キム・ギドクが、事故で北朝鮮と韓国の国境を越えたために理不尽な運命にさらされる漁師の姿を通し、弱者が犠牲となる現代社会の闇をあぶり出した社会派ヒューマンドラマ。北朝鮮で妻子と平穏な毎日を送っていた漁師ナム・チョルは、ある日の漁の最中に網がエンジンに絡まり、韓国側へ流されてしまう。韓国警察に身柄を拘束された彼はスパイ容疑で激しい拷問を受け、韓国への亡命を強要されながらも、妻子のもとへ帰りたい一心で耐え続けるが……。「ベルリンファイル」などの実力派俳優リュ・スンボムが主人公を熱演。残忍な取調官役を「殺されたミンジュ」のキム・ヨンミン、主人公の帰りを待つ妻役を「メビウス」のイ・ウヌがそれぞれ演じた。

2016年製作/112分/G/韓国
原題または英題:The Net
配給:クレストインターナショナル
劇場公開日:2017年1月7日

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(C)2016 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0【鬼才、キム・ギドク監督が南北朝鮮の”国家の思想に囚われた振りをした人々の愚かしき姿”を描くことで、その関係性を強烈に揶揄し、批判した社会派作品である。】

2024年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

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NOBU

4.0南北対比

2024年2月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

国家というものは、権力というものは、ということを考えさせられる映画でした。
まさにそれが網となってただ家族と穏やかに暮らしたいだけの男を絡め取っていく、そういうメッセージがストレートに描かれていたと思います。

結局方向性が違うだけで構造的には似たり寄ったりだし、相対的なもんなんでしょうね。

主人公がどこにも居場所がないことに絶望するシーンは胸に迫るものがありました。

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donothing

3.0国家…

2024年1月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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KEI

4.5いつもながらの力業

2022年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

考えさせられる内容でその描写は見事としか言い様がない。見終わって一日たってみて昨日以上にインパクトがあった事に気づく。やはりキムギドクは天才だ。この作品は地味だがすべてが描かれている。そして監督の生涯のテーマもまた描かれている。まんべんなく余すところなく・・・。本当に素晴らしい。

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mark108hello