「ワンダー 君は太陽」の“もうひとつの物語” オギーをいじめた少年&“衝撃の過去”を告白する祖母が主人公「ホワイトバード」12月公開
2024年9月5日 09:00
大ヒット作「ワンダー 君は太陽」の“もうひとつの物語”として誕生した映画「White Bird(原題)」が、「ホワイトバード はじまりのワンダー」の邦題で、12月6日から公開されることが決定。あわせて、予告編と日本版ポスターが披露された。
2018年、世界中の人々が10歳の少年から「人に親切にする。そんなシンプルなことで、人々の心を変えることができる」というメッセージを感動と共に受け取った。少年の名はオギー。ベストセラー小説「ワンダー」を映画化した「ワンダー 君は太陽」の主人公だ。普通ではない見た目で生まれてきたオギーが、初めて通い始めた学校でいじめや裏切りにあい、何度もくじけそうになりながらも家族に支えられて困難に立ち向かっていく。「正しいことよりも親切なことを選ぶ」というセリフが、多くの人々の心に深くしみわたり、今も新たなファンを獲得し続けている。
その後、小説「ワンダー」の作者R・J・パラシオは、「ワンダー」のアナザーストーリー「ホワイトバード」を書き上げた。主人公のひとりはジュリアン――前作でオギーをいじめた少年だ。ジュリアンはいじめによって学校を退学処分になって以来、自分の居場所を見失っていた。
もうひとりの主人公は、ジュリアンのおばあちゃん・サラ。本作は、彼女が孫の行く先を心配し、希望に満ちた未来へと導くために、自ら封印していた“衝撃の過去”を告白するという物語だ。“いじめた側の救済まで描かなければ、「ワンダー」の真の世界観は完結しない”という作者の決意に胸を打たれた「ワンダー 君は太陽」のプロデューサーたちが再集結し、「ホワイトバード」の映画化を実現させている。
いじめっ子ジュリアンの祖母サラ役は「クィーン」でアカデミー賞主演女優賞を受賞した名優ヘレン・ミレン。いじめっ子だったジュリアン役は、前作よりブライス・ガイザーが続投している。少女時代のサラ役は「キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱」のアリエラ・グレイザー。サラの同級生・少年ジュリアンを「トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング」のオーランド・シュワート。そのほか、「X-ファイル」シリーズのスカリー役でエミー賞をはじめ数々の賞に輝いたジリアン・アンダーソンらが出演している。監督は「チョコレート」「ネバーランド」「プーと大人になった僕」「007 慰めの報酬」のマーク・フォースターが務めている。
予告編は、「ワンダー 君は太陽」で問題児だったジュリアンに「あなたは退学してない。やめさせられたの。ある少年をいじめて」とサラが言い聞かせるシーンから始まる。「あなたのために話すべきことがある」と続け、舞台はサラの少女時代であるナチス占領下のフランスへと遡っていく。過酷な状況からサラを助けてくれたのは、クラスでいじめられていた少年ジュリアンと彼の家族。サラが辿った”衝撃の過去”とは? そして、おばあちゃんの知られざる物語を聞いたジュリアンの決断とは……。
「ホワイトバード はじまりのワンダー」は、12月6日からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
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