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松村北斗×上白石萌音「夜明けのすべて」第74回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品 歓喜のコメント発表

2024年1月17日 20:00

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松村北斗は「すずめの戸締まり」に続き2年連続招待
松村北斗は「すずめの戸締まり」に続き2年連続招待
(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会

松村北斗(「SixTONES」)と上白石萌音が主演し、瀬尾まいこ氏の著作を映画化する「夜明けのすべて」(2月9日全国公開)が、第74回ベルリン国際映画祭(現地時間2月15~25日開催予定)のフォーラム部門に正式出品されることが決定。あわせて、三宅唱監督、松村、上白石、原作・瀬尾氏らのコメント、ロング予告映像(https://youtu.be/_wdULFYanYs)も披露された。

独ベルリンで毎年2月に開催されるベルリン国際映画祭は、カンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭のひとつとされ、日本の映画人では黒澤明監督や山田洋次監督をはじめ、濱口竜介監督の「偶然と想像」が銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。行定勲監督が「パレード」「リバース・エッジ」でパノラマ部門の国際批評家連盟賞、荻上直子監督が「彼らが本気で編むときは、」でパノラマ部門のテディ賞審査員特別賞を受賞するなど、名だたる映画監督たちが評価されてきた。

三宅唱監督作品としては、2019年の「きみの鳥はうたえる」(フォーラム部門)、昨年の「ケイコ 目を澄ませて」(エンカウンターズ部門)以来、2年連続3回目のベルリン国際映画祭選出。自身の長編監督作品が全てベルリン映画祭に招待されていることになる。

夜明けのすべて」が選出されたフォーラム部門は、新しい視点を含む大胆で革新的な作品を集めた部門で、強い個性や多様性のある物語が選出されている。“生きづらさ”を抱えた2人の男女の特別な関係性を描いた本作が、国境を越えてどのような視点をもって評価されていくのか、注目が集まる。

さらに本作で上白石と共に主演を務め、パニック障害を抱えた青年・山添くんに扮した松村は、昨年声優として参加した「すずめの戸締まり」(新海誠監督)が第73回ベルリン国際映画祭に正式出品されており、今年で2年連続の招待となった。

コメントは、以下の通り。

三宅唱監督】
夜明けのすべて』原作者である瀬尾まいこさんに感謝申し上げます。そして、すべての俳優、すべてのスタッフの美しい仕事を誇りに思います。ベルリンを皮切りとして世界中のさまざまな人々に『夜明けのすべて』を無事に届けられるよう、またどんな反応があったかお知らせできるよう、引き続き大切に進めていきます。国内外問わずさまざまな状況下を生きるみなさんが心穏やかに映画を愉しめるような世の中に少しでもなることを心より願っています。
この歴史あるベルリン映画祭への参加が決まった事を「夜明けのすべて」チームの一員としても松村北斗個人としても本当に誇りに思います。
この映画は大きな世界の小さな街の話です。
誰もが生きづらさを感じる今に、生きることが少し楽になる願いを込めた映画です。
そんな映画が世界に届く事を本当に幸せに思います。
世界中の誰しもが自分なりの生きづらさを抱えていると思います。
そんな方々に願いを込めながら参加したいと思います。
映画の一員として、そしてこの映画を好きないち観客として、とても嬉しいです。
描かれているのは、世界のどこで暮らしていても感じ得る心の機微です。
作品の温もりが海を超えて、誰かの心をすこしでも軽くできますよう願っています。
ベルリン映画祭への正式出品、本当におめでとうございます。
三宅監督、スタッフの皆さん、出演者の方々が丁寧に、小説を温かく深い世界にして下さったことに感謝しています。
私たちの生きている今の世界を離れることなく、すぐそばにいてくれる見た人の心をそっと照らしてくれるこの素敵な映画を、海外の方にも見ていただけると思うと嬉しいです。
【Barbara Wurm(Berlinale Forumディレクター)】
男性はパニック障害を抱え、女性は極度のPMSに悩まされている。彼らの会社は社員にとんでもないものを提供する。というとそのようには聞こえないかもしれないが、実は小津安二郎の世界そのものなのだ。ここの人々は気配りができ、気づかないうちにお互いに良いことをしている。
私も、私のチームも皆この作品が大好きって、もう言ったかしら?

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