松村北斗×上白石萌音「夜明けのすべて」映像初公開 生きづらさを抱えるふたり、「それでも私たちは救いあえる。」

2023年10月5日 06:00


「思うようにいかない毎日。それでも私たちは救いあえる。」
「思うようにいかない毎日。それでも私たちは救いあえる。」

松村北斗(「SixTONES」)と上白石萌音が主演し、三宅唱監督が瀬尾まいこ氏の著作を映画化する「夜明けのすべて」の特報(https://youtu.be/NUnXT44-8_I)とポスターがお披露目され、公開日は2024年2月9日に決定。あわせて、光石研りょう渋川清彦芋生悠藤間爽子が出演していることもわかった。

原作は、「そして、バトンは渡された」で本屋大賞2019を受賞した瀬尾氏による同名小説(水鈴社刊)。「ケイコ 目を澄ませて」が国内外で絶賛を浴びた三宅監督による映画版で、松村はパニック障害を患う山添孝俊、上白石はPMS(月経前症候群)で月に一度、イライラが抑えられない藤沢美紗を演じた。原作にオリジナルの要素を加え、ふたりが交流し、少しずつ互いの殻を溶かし合っていく姿を、彼らの見つめる日常の美しさや季節の移ろいとともにとらえた。

PMSでイライラが抑えられなくなる藤沢さんはある日、同僚・山添くんの小さな行動がきっかけで怒りを爆発させる。しかし、転職してきたばかりにもかかわらず、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、さまざまなことを諦め、生きがいも気力も失っていたのだった。職場の人々の理解に支えられながら、友だちでも恋人でもないが、どこか同志のような特別な絆が芽生えていくふたり。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。

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特報は、パニック障害により、電車や美容室など逃げ場がない場所に行けなくなった山添くんと、彼の髪を切る藤沢さんのユーモラスなシーンで始まる。人には理解されにくい症状を抱え、生きづらさを感じながら社会生活を送るふたりは、職場やその帰り道で、少しずつ互いのことを知り、特別な関係になっていく。電車に乗れなくても自転車があるように、少しずつできることを見つけて、希望を見出していくふたりが、16ミリフィルムの映像で切り取られている。松村と上白石がタイトルを読み上げる声とともに、長い夜の闇に寄り添うような温かさが灯る映像に仕上がった。

ポスターには、「思うようにいかない毎日。それでも私たちは救いあえる。」というコピーを活写。柔らかい光が照らすふたりの晴れやかな表情をとらえ、日常や風景の美しさが凝縮されたビジュアルとなった。

新たなキャストとして、山添くんと藤沢さんが勤める栗田科学の社長・栗田和夫役の光石、藤沢さんの母・倫子役のりょう、山添くんの前の職場の上司・辻本憲彦役の渋川が共演。さらに、芋生が山添くんの恋人・大島千尋、藤間が藤沢さんの友人・岩田真奈美に扮した。

夜明けのすべて」は、24年2月9日に公開。

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(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会

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