「アンナチュラル」「MIU404」の世界線と交差するオリジナル映画「ラストマイル」24年夏公開!満島ひかり&岡田将生が共演
2023年12月11日 05:00
ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」を手がけた塚原あゆ子監督と脚本家・野木亜紀子がタッグを組むオリジナル映画「ラストマイル」が、2024年夏に公開されることが決まった。主演の満島ひかりは、岡田将生と「悪人」(李相日監督)以来の共演を果たす。撮影は昨年12月から今年1月に行われ、既にオールアップを迎えている。
法医学ミステリー、機捜エンタテインメントの次に塚原×野木コンビが“奏でる”のは、ネットや流通システムの隠れた姿を映し出すサスペンスエンタテインメント。
流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界的なショッピングサイト最大手から配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは、日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく……。関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。
誰が何のために爆弾を仕掛け、残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか。全国に張り巡らされた現代社会の生命線を止めず、いかにして連続爆破を止めることができるのか……。今作は、「アンナチュラル」「MIU404」と同じ世界線上で物語が展開するシェアード・ユニバース作品。世界的な巨大ショッピングサイトを舞台に物語は紡がれていくが、起こった事件の先にどのような世界が繋がり合うのか、今後の続報から目が離せそうにない。
今回の発表に合わせて、ティザービジュアルと30秒の特報映像が初披露された。映像では、ショッピングモール内での爆発と「届いた荷物は、爆弾だった」というひと言で、一気に息つく暇もない展開へと観る者を誘(いざな)う。わずか30秒の映像の中でも、震えて涙ぐむ姿、荷物を運ぶベルトコンベヤーを見つめながら「止めませんよ、絶対」と言い切る姿など、様々な表情を見せるエレナを確認することができる。
塚原さんの人気は見て聞いていましたが、撮影が終わった今も、また共に現場を過ごしたいと感じる、魅力的な監督さんです。
野木さんの脚本マジックには、今作でもほぅと唸らされるところがあります。
感情をあまり描いていないのに、登場人物たちが状況に没頭することで、隙間からその人だけの気持ちを感じられる。難解な本でしたが、監督や岡田さんと謎を解いてゆく撮影現場は面白いものでした。
共演は14年ぶりでしょうか?
やっぱり岡田将生さんは不思議な佇まいを持つ俳優さんで、彼にしか出せない品性とおかしみをとても素敵に感じます。柔らかいのに男性らしい、岡田さんの背中に何度か助けて貰いました。
静かなるサポートに、感謝しています。
撮影中も、終えたあとも、完成作を一足先に観た今も、映画『ラストマイル』は物語が決まりきらずに動いている感じがします。あまり持ったことのない感想です。
主人公・舟渡エレナの選択したことの続きはまだ、私の毎日の中にもあります。
私たちの日常で、身の回りで起こっている止められない現実。
一人の力では動かせない苦しさの連鎖。
観る方がどんな気持ちになって、どんな余韻で日々をすごしてゆくのか、そんなことを想う映画でした。
どんな役でも参加したいと熱望していたのがようやく叶い、そしてとても難しい役を頂き、現場では常に頭を抱えながら監督と満島さんと、この難しい脚本に臨ませてもらいました。
脚本の野木さんとは以前お仕事させてもらってからだいぶ時間が空いたのですが、この脚本の密度が濃すぎて重たい何かを渡された感じでした。
満島さんも10年以上ぶりでして、この方の前で嘘がつけない。見透かされる。
こんなにも自由に、嘘がなく、カメラの前に立つ姿は見惚れてしまうほど素敵でした。
この映画から皆さんが受け取る、感じ取るものは様々だと思いますが、こんなにもワクワクする映画もないかと思われます。
期待して待っていただけたら嬉しいです。
連ドラと同じ世界線での3作目ですが、今回は「夜にポチッと注文した荷物が、貴方に届くまで」のお話です。
ビールとポップコーンにあう映画にしようと始まった作品です。
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