脚本家・山田太一さん、死去 代表作に「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「早春スケッチブック」など
2023年12月1日 13:30

日本を代表する脚本家・山田太一さんが11月29日、老衰のため、亡くなった。89歳だった(発表元はフジテレビ)。
1934年の東京・浅草生まれ。早稲田大学卒業後は、松竹大船撮影所に入社。助監督として木下恵介監督に師事し、65年にフリーとして独立し、以降「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」など多くの名作テレビドラマを手がけ、倉本聰(「前略おふくろ様」「北の国から」)、向田邦子さん(「阿修羅のごとく」「あ・うん」)とともに“シナリオライター御三家”と称されていた。
映画では「明日はいっぱいの果実」(斎藤正夫監督/共同脚本)、「背くらべ」(大槻義一監督)、「歌え若人達」(木下惠介監督)、「あこがれ(1966)」(恩地日出夫監督/脚色)、「愛と死」(中村登監督)、「この子を残して」(木下惠介監督/共同脚本)、「キネマの天地」(山田洋次監督/共同脚本)、「少年時代(1990)」(篠田正浩監督)の脚本を担当し、「藍より青く」(森崎東監督)、「異人たちとの夏」(大林宣彦監督)、「飛ぶ夢をしばらく見ない」(須川栄三監督)では原作を手掛けた。
なお、山田さんの名作小説「異人たちとの夏」を原作としたイギリス・アメリカ合作映画「異人たち」(アンドリュー・ヘイ監督)が、2024年春に公開される。
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