浜辺美波主演で「もしも徳川家康が総理大臣になったら」映画化! 赤楚衛二が坂本龍馬、野村萬斎が徳川家康
2023年11月27日 05:00
ビジネス小説として異例のヒットを記録した「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(眞邊明人著・サンマーク出版刊)が、「テルマエ・ロマエ」「翔んで埼玉」で知られる武内英樹監督、浜辺美波主演で映画化されることがわかった。
2024年7月26日に全国で公開される「もしも徳川家康が総理大臣になったら」は、コロナ禍真っただ中の20年に首相官邸でクラスターが発生し、総理が急死した日本が舞台。国民の不安渦巻く日本で、未曽有の危機に直面する政府が実行した最後の手段は、「歴史の偉人たちをAIで復活させ、最強内閣を作る」ことだった……という設定だ。総理大臣の徳川家康をはじめ、坂本龍馬、織田信長、豊臣秀吉らが窮地に追い込まれた日本を救うべく、議員バッジをつけて集結する。
主演の浜辺は、テレビ局の政治部に所属する新人記者として、最強内閣のスクープを狙う西村理沙に扮する。今年はNHK連続テレビ小説「らんまん」で神木隆之介演じる主人公・牧野富太郎の妻を体現したほか、山崎貴監督作「ゴジラ-1.0」でも好演するなど、話題作への出演が絶えない。それだけに、「『もし徳』は2023年を締めくくる自分へのご褒美のような作品です」と特別な思いを明かす。武内監督との仕事に関しても、「作品をつくるときのテンポやリズムにすごく嗅覚がある方で、私自身とても勉強になっています」と信頼を寄せている。
また、誰もが知る偉人2人のキャストも発表。内閣官房長官を任された幕末の風雲児・坂本龍馬役を赤楚衛二、日本を率いる内閣総理大臣・徳川家康役を野村萬斎が務める。爽やかな青年役を担うことが多かったが、初めて歴史上の人物を演じる赤楚は「台本を終始ワクワクしながら読ませて頂きました。全力で激動の時代を生きた坂本龍馬を演じていけたらと思います」と鼻息が荒い。
一方の萬斎も、「総理大臣として要に座るわけですが、周りの意見を見聞きしてジャッジしていくというのは少し自分自身の日常と重なる部分もあります」と役どころへの理解を深めている。今後は信長、秀吉、紫式部、聖徳太子、北条政子、徳川吉宗、徳川綱吉、足利義満といった偉人たちが続々と登場する模様。今後の発表からも目を離すことができない。
武内監督は、「のだめカンタービレ 最終楽章」前後編で累計興行収入78.2億円、「テルマエ・ロマエ」で興収59.8億円、「翔んで埼玉」で興収37.6億円を稼ぐなど、コメディ実写化の名手といわれている。今作でも「翔んで埼玉」でタッグを組んだスタッフが再結集。脚本を徳永友一、音楽をFace 2 fAKEが手がける。
今回の発表では、撮りたてホヤホヤの場面写真がお披露目された。熱心な眼差しで偉人たちに向き合う理沙、ワイルドな出で立ちの龍馬、貫禄漂う家康の姿を確認することができる。
なお、主要キャストと武内監督のコメント全文は以下の通り。
私が演じる西村理沙は、テレビ局の報道記者です。仕事柄、少しだけしたたかな部分もありますが、真っすぐで憎めない女性です。
今作の台本を読んで最高に元気が出たことは、様々な時代の偉人たちが一堂に会すること!
撮影で皆さんにお会いできると思うと、それだけでワクワクします。
それだけではなく、舞台がコロナ禍の日本なので現実世界でもしあったらと身近に思えて、考えさせられる物語にとても惹かれました。また豪華キャストの皆さんが偉人達を演じられるので、その中に参加できることもとても楽しみです。
武内監督とご一緒するのは「女信長」以来なのですが、撮影中は本当にわかりやすく演出していただいています。作品をつくるときのテンポやリズムにすごく嗅覚がある方で、私自身とても勉強になっています。
「もし徳」は2023年を締めくくる自分へのご褒美のような作品です。役柄と一緒に猪突猛進して、最後までのびのびと楽しく演じていきたいです。
坂本龍馬役を演じさせて頂きます赤楚衛二と申します。初めに台本を頂いた時、この時代に現れた偉人達がどう動き現代の人々にどう影響するか、終始ワクワクしながら読ませて頂きました。
読み終えた後に前向きな気持ちになると同時に、強いメッセージ性にも惹かれました。今回、僕自身坂本龍馬を演じさせて頂くのですが、時代モノも偉人も初めてです。ウィッグとメイクの力をお借りして楽しみたいと思います。公開時期は少々先ですが皆様楽しみにして頂けたら嬉しいです。まだ撮影中ですので全力で激動の時代を生きた坂本龍馬を演じていけたらと思います。
撮影は、その国の偉人達が並んでいる蝋人形館が贅沢に動いているような、それくらいドリームな瞬間でワクワクドキドキしました。
オファーをいただいたときは、時代劇と現代が繋がっているシチュエーションが自分にとって理想的な物語で飛びつきましたし、時代劇のオファーをいただくことはありましたが、三英傑の一人である徳川家康は初めてでした。
総理大臣として要に座るわけですが、周りの意見を見聞きしてジャッジしていくというのは少し自分自身の日常と重なる部分もあります。
この作品の魅力は偉人達と現代が繋がっているところ、偉人達がAIによって蘇る発想と、それによってコロナ禍を乗り越えようという着眼点の面白さにあります。
そこに浜辺美波さんが演じられる理沙が絡み、時代劇と現代劇が組み合わさることで物語が大きく飛躍し、エンターテインメントとして深く突き詰めることができるような気がしています。
待ってました!家康、龍馬、信長、秀吉、日本人なら誰でも知っている歴史上の英雄、まさに和製アベンジャーズが大暴れ!偉人たちが生み出す化学反応に、私自身も一人の歴史好きとして本当に楽しみながら撮影しています。萬斎さんほか俳優界のドリームチームが真面目に最強内閣を演じれば演じるほど、現代社会と偉人の強烈なミスマッチがシュールでユーモラス!!
さらには彼らがどのように日本を変えるのか?
時代を越えて今を生きる日本人に何を伝えてくれるのか?
「楽しくて深い」そんな映画をお届けしたいと思います。
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