松村北斗×上白石萌音「夜明けのすべて」特別な関係性をとらえた本予告&新場面写真披露
2023年11月21日 07:00
松村北斗(「SixTONES」)と上白石萌音が主演し、三宅唱監督が瀬尾まいこ氏の著作を映画化する「夜明けのすべて」の本予告(https://youtu.be/XpvWd2uSmyQ)が公開された。あわせて、登場人物たちのささやかな日常を切り取った新たな場面写真も披露された。
原作は、「そして、バトンは渡された」で本屋大賞2019を受賞した瀬尾氏による同名小説(水鈴社刊)。「ケイコ 目を澄ませて」の三宅監督がメガホンをとり、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村と上白石がともに主演を務め、映画初共演した。
月に一度、PMSでイライラが抑えられなくなる藤沢(上白石)は、ある日、同僚の山添(松村)のある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりだというのに、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、様々なことをあきらめて、生きがいも気力も失っていた。
松村がパニック障害を患う山添孝俊役、上白石がPMS(月経前症候群)を抱える藤沢美紗役をそれぞれ演じ、原作にオリジナルの要素を加えて、ふたりが交流し、少しずつ互いの殻を溶かし合っていく姿を、彼らの見つめる日常の美しさや季節の移ろいとともにとらえた。
映像は、PMSの症状で不機嫌そうな藤沢を、同僚の山添が外に連れ出すシーンから始まる。PMSで周囲にイライラをぶつけてしまう藤沢に「しばらく一人で怒っててもらっていいですか?」と声をかける山添。一方で、パニック障害で電車など逃げ場のない場所に行けなくなってしまった山添のために、藤沢は自転車をプレゼントすることを思いつく。少しずつ互いの事情と孤独を知った2人は、生きづらさを抱える者同士、遠慮のない素の自分で関わり合うことで、少しずつ希望を見出していく。
「ケイコ 目を澄ませて」で国内外の観客を魅了した三宅唱監督と撮影の月永雄太による圧倒的な映像美は本作でも健在。16ミリフィルムならではの美しく柔らかな光が、山添と藤沢を優しく包み込む。音楽は三宅監督作「きみの鳥はうたえる」で劇伴を担当したHi'Specが担い、少しずつ変化する日常に優しく寄り添う。
映像の終わりには、「“夜明け”を単に希望の比喩とせずに、その人その人によってさまざまな意味を持ちうる『夜』を描きたいと考えていた」と語る三宅監督が、映画オリジナルの設定として描いたプラネタリウムのシーンも見ることができる。
場面写真には、山添と藤沢が勤める栗田科学の社長・栗田和夫(光石研)や、藤沢の母・倫子(りょう)、山添の前職の上司・辻本(渋川清彦)、山添くんの恋人(芋生悠)が、生きづらさを抱える2人にそっと寄り添う姿が切り取られている。
「夜明けのすべて」は2024年2月9日公開。ムビチケカードは、11月23日より一部を除く全国の上映劇場にて販売される。
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