マーティン・スコセッシ監督、「お気に入り映画ベストテン」に反対
2023年9月16日 18:30

巨匠マーティン・スコセッシ監督が、「お気に入り映画ベストテン」に反対の考えを表明した。
新作「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(原題)」の公開を控えるスコセッシ監督は、米タイム誌の動画インタビューに登場。お気に入り映画ベストテンを尋ねられると、「私は常に『ベストテン』のリスト作成に反対なんだ」と返答。「長年、個人的にお気に入り映画のリストを作ろうとしてきた。そのうちに『お気に入り』という言葉にはさまざまなレベルがあることがわかった。最も感銘を受けた映画、見続けるのが好きな映画、見るたびに学ぶことができる映画、新たな経験ができる映画……。つまり、さまざまな『お気に入り』があるんだ」
そう前置きした上で、影響を受けた作品としてオーソン・ウェルズとスタンリー・キューブリック、ロベルト・ロッセリーニの監督作品をそれぞれ複数挙げたあとで、「河」(ジャン・ルノワール監督)、「雨月物語」(溝口健二監督)、「天国と地獄」(黒澤明監督)、「赤い靴」(マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー監督)、「山猫」(ルキノ・ビスコンティ監督)、「灰とダイヤモンド」(アンジェイ・ワイダ監督)を挙げており、結果的には個人的なベストテンを発表した格好。
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(原題)」は、1920年代の米オクラホマ州を舞台に、裕福な先住民オセージ族とその関係者が次々と不審死する石油利権と人種差別が絡みあうストーリー。原作はデビッド・グランの2017年に刊行された犯罪ノンフィクション「花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」(早川書房・刊)で、「フォレスト・ガンプ 一期一会」や「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」で知られるエリック・ロスが脚色。スコセッシ監督と6度目のタッグとなるレオナルド・ディカプリオが主演を務めている。
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(原題)」は10月20日に全米公開されたのち、Apple TV+で配信される予定だ。
画像提供 Apple/映像提供 Apple
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