ディズニー「ホーンテッドマンション」初の映画化で主演したのは? 関連作品&幻の企画&トリビアをご紹介
2023年8月31日 09:00

ディズニーランドの人気アトラクションを実写映画化した「ホーンテッドマンション」が、9月1日から公開。999人のゴーストが暮らすという呪われた洋館で暮らすことになった親子と、怪奇現象の解明のためにやってきたエキスパートたちが、ゴースト相手に攻防を繰り広げる姿がコミカルに描かれる。
「ホーンテッドマンション」が映画化されるのは、実はこれが2度目。初の映画化で主演を務めた俳優とは? さらに、アカデミー賞受賞監督が手がけるはずだった幻の企画や、ホーンテッドマンションでマペットたちが肝試しに挑むファミリー向けの作品も。この記事では、「ホーンテッドマンション」にまつわるトリビアを紹介する。

●“原作”はディズニーランドの人気アトラクション
●エディ・マーフィ主演で初めて映画化「ホーンテッド・マンション」(2004)
●ギレルモ・デル・トロ製作の再映画化は“幻”に……
●マペットたちが、一夜限りの肝試し! 「マペットのホーンテッドマンション」(21)
●2023年、装いも新たに映画「ホーンテッドマンション」が完成!

映画の“原作”となっているのが、1969年に米カリフォルニア・アナハイムのディズニーランド・リゾートで誕生して以来、世界各国のディズニーパークで絶大な人気を誇り続けるライド型お化け屋敷、ホーンテッドマンションだ。
ドゥームバギー(=死の馬車)に乗り込み、不気味にそびえるゴシック風洋館に足を踏み入れたゲストには、目が光る肖像画や襲い来る胸像たち、人もいないのに突然鳴りだすピアノ、そしていつの間にか隣に座っている“ヒッチハイクゴースト”など、さまざまな恐怖体験が待ちかまえている。屋敷に住んでいる亡霊は、全部で999人。彼らは館に訪れるゲストを、1000人目の仲間に迎えようと狙っているのだ。
現在、ホーンテッドマンションがあるのは、ディズニーランド(ディズニーランド・リゾート)、マジック・キングダム(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート)、東京ディズニーランド(東京ディズニーリゾート)、ディズニーランド・パーク(ディズニーランド・パリ)の4カ所。なお、東京ディズニーランドのホーンテッドマンションは、8月10日~9月13日の間は休止。9月14日~2024年1月8日に、ホーンテッドマンション“ホリデーナイトメアー”の実施が予定されている。

そんな人気アトラクションを初めて映画化したのが、04年に公開された「ホーンテッド・マンション」(ディズニープラスで配信中)。当時は、「カントリー・ベアーズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」など、ディズニーが立て続けにアトラクションを映画化し、ヒットを飛ばしていた。主演は、エディ・マーフィ。「ライオン・キング(1994)」の共同監督を務めたロブ・ミンコフがメガホンをとった。

不動産業を営むジムは、久しぶりの家族旅行当日、突然舞い込んだ商談を優先し、共同経営者の妻サラと子どもたちを連れて、指定された屋敷へと向かう。しかし、その商談の裏には、売主が長年願い続けたある目的があった。不気味にそびえたつ大豪邸の扉の向こうには、999人のゴーストが待ち構えていた。門の南京錠がミッキー・マウスの頭の形をしていたり、ジムが逃げ出す部屋のドアに、ミッキーの耳の形をしたガラスの装飾が施されていたりと“隠れミッキー”にも注目したい。

ラムズリー/テレンス・スタンプ/滝田裕介
エドワード・グレイシー/ナサニエル・パーカー/山路和弘
サラ・エヴァース/マーシャ・トマソン/鈴木ほのか
マダム・リオッタ/ジェニファー・ティリー/木の実ナナ
エズラ/ウォーレス・ショーン/樋浦勉
エマ/ディナ・ウォーターズ/滝沢ロコ
マイケル/マーク・ジョン・ジェフリーズ/宮里駿
メーガン/アリー・デイビス/鈴木里彩

3D映画ブームが巻き起こった10年頃、「ホーンテッドマンション」を3Dで再映画化するプロジェクトが持ち上がった。監督としてアナウンスされたのは、自身も同アトラクションの大ファンだったギレルモ・デル・トロ監督。当時、カリフォルニア・サンディエゴで開催されたコミコンに参加したデル・トロ監督は、「新しい映画版は、アトラクションの持つスピリットと美学に忠実なものになる」と決意表明したと報じられた。
デル・トロ版は、“伝説のゴースト”ハットボックス・ゴーストを主人公に据えた、ホラー要素の強い作風として企画が進行。15年には、ライアン・ゴズリング(「バービー」)が出演交渉中だという報道もあったが、その後は情報が途絶えてしまった。最終的には、デル・トロ監督による脚本が、ファミリー映画としては怖すぎるという理由もあり、製作陣を一新しての仕切り直し。そこから生まれたのが、9月1日から公開される「ホーンテッドマンション」なのだ。

現在ディズニープラスでは「ホーンテッド・マンション」に加えてもう1本、ホーンテッドマンションを舞台にした作品が配信されている。それが「マペットのホーンテッドマンション」。人形作家で、操作師の第一人者である故ジム・ヘンソンさんが生み出し、エイミー・アダムス主演のミュージカルコメディ「ザ・マペッツ」「ザ・マペッツ2 ワールド・ツアー」でも活躍した人気マペット(操り人形)たちが、ハロウィンの夜、ホーンテッドマンションで一夜限りの肝試しに挑戦する。

登場するのは、カエルのカーミットやミス・ピギー、フォジーやグレート・ゴンゾといったおなじみのマペットたち。命知らずのゴンゾは、友だちのエビの王様ペペとコンビを組んで、ホーンテッドマンションに足を踏み入れる。そこにいたのは、不気味なニヤニヤ笑いを浮かべる愛すべき亡霊たちだった。怖さは控えめに、家族そろって楽しめるミュージカルコメディに仕上がっている。

そして23年、装いも新たに映画「ホーンテッドマンション」が完成し、9月1日から公開されることが決定。医師でシングルマザーのギャビーは、ニューオーリンズの奥深くにある館を破格の条件で手に入れ、9歳の息子のトラヴィスと一緒に引っ越してきた。しかし、この館は何かがおかしい。一見豪華すぎるマイホームで、ふたりは想像を絶する怪奇現象に何度も遭遇。そして親子を救うため、クセが強い心霊エキスパートたちが集結する。

監督を務めるのは、ジャスティン・シミエン。かつてカリフォルニアのディズニーランドでキャストとして働いており、休憩中には、ホーンテッドマンションによく乗っていたという“ガチ勢”だ。それだけに、アトラクションへの思いは格別で、劇中では“どこまでも続く長い廊下”、“縦に伸びる部屋”、“ウェディングドレスを着たゴースト”など、アトラクションの世界観を忠実に再現したシーンが随所に登場している。

大げさな霊媒師ハリエット/ティファニー・ハディッシュ/土屋アンナ
調子が良すぎる神父・ケント/オーウェン・ウィルソン/片岡愛之助
幽霊屋敷オタクの歴史学者・ブルースブルース/ダニー・デビート/温水洋一
医師でシングルマザーのギャビー/ロザリオ・ドーソン/※未発表
ギャビーの息子・トラヴィス/チェイス・ディロン/※未発表
館の秘密を知るマダム・レオタ/ジェイミー・リー・カーティス/小林幸子
“伝説のゴースト”ハットボックス・ゴースト/ジャレッド・レト/※未発表

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