「第10地区」は当分実現しない ニール・ブロムカンプ監督が明言
2023年8月29日 21:30

大ヒット映画「第9地区」の続編「第10地区(仮題)」の実現に意欲を燃やしていたニール・ブロムカンプ監督が、「作られることになるかどうか分からない」と現状報告を行っている。
ブロムカンプ監督は、自作短編「Alive in Joburg(原題)」をピーター・ジャクソン監督プロデュースのもとで作り直したSFアクションドラマ「第9地区」で長編監督デビュー。地球に難民としてやってきたエイリアンと、それを抑圧する人類との対立を描いた同作は、製作費3000万ドルながら世界興収2億ドルを超えるヒットを記録。ジャンルをミックスしたエンタメ性と、移民問題などを取り込んだ社会性が高く評価された。
その後、「エリジウム」「チャッピー」を手がける一方、「ロボコップ」や「エイリアン」などの最新作に関与したものの、いずれも実現には至っていない。ブロムカンプ監督は数年前、「第9地区」の続編脚本を主演のシャルト・コプリー、テリー・タッチェルと共同で執筆中であることを告白。だが、その後の経過は芳しくないようだ。

最新作「グランツーリスモ」の公開に合わせて米ハリウッド・レポーターの取材に応じたブロムカンプ監督は、「作られることになるかどうかわからない」と、「第10地区(仮題)」の製作にゴーサインが出ない現状を報告している。「私自身、いますぐそれを作りたいと思っているわけではないが、いずれ作られるだろう」とも。
ちなみに、ブロムカンプ監督の最新作「グランツーリスモ」は日本発の人気ゲームシリーズの映画化。ゲームのトッププレイヤーをプロレーサーに育成する「GTアカデミー」をめぐる驚きの実話を描いている。同作に対する評価は好評であることから、「第10地区(仮題)」実現の追い風となるかもしれない。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)