「君たちはどう生きるか」トロント映画祭のオープニング作品に! 邦画&アニメ映画初の快挙
2023年7月28日 14:00

今年9月に開幕するトロント国際映画祭のオープニング作品が、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」に決定した。48回目を迎える同映画祭において、日本映画およびアニメーション映画がオープニング作品に選出されるのは初の快挙となる。
本作は、「風立ちぬ」以来10年ぶりに宮崎監督が手がけた長編アニメ作品で、ストーリーやキャストなど作品に関する情報を伏せ、宣伝を一切行わずに公開に踏み切ったことでも話題を集めた。日本では、7月14日~26日の公開13日間で観客動員261万人、興行収入40億1000万円をあげるヒットスタートを切った。北米ではGKIDSが「The Boy and the Heron」というタイトルで配給を予定している。
トロント国際映画祭といえば、最優秀作品賞にあたる観客賞を受賞した作品が例年アカデミー賞の候補となることから、各スタジオがアカデミー賞狙いの作品を送りこむことで知られている。なおスタジオジブリ作品としては、これまで「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「コクリコ坂から」「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」「レッドタートル ある島の物語」などが出品された。「千と千尋の神隠し」はその後、第75回アカデミー賞で長編アニメーション映画賞を受賞している。
「偉大なる映画のアーティストの中の一人の作品によって開幕することを光栄に思います」と、キャメロン・ベイリーCEOはコメントを発表。「日本ではすでに傑作として賞賛されている宮﨑駿の新作は、喪失と愛というシンプルなストーリーから始まり驚異的な想像の作品に昇華されています。トロントの観客が、そのミステリアスな作品に出会うことが楽しみであり、唯一無二の斬新な体験をお約束します」と語った。
第48回トロント国際映画祭は、9月7日~17日(現地時間)に開催。オープニング作品の上映は、9月7日にロイ・トンプソン・ホールで行われる。そのほか、タイカ・ワイティティ監督(「ジョジョ・ラビット」)の「Next Goal Wins(原題)」、アレクサンダー・ペイン監督(「サイドウェイ」)の「The Holdovers(原題)」、是枝裕和監督の「怪物」なども上映される予定だ。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント