「ビートルジュース」続編のセットに窃盗団が侵入

2023年7月28日 13:00

米俳優組合のストライキの影響で撮影中断となっているティム・バートン監督「ビートルジュース」続編の撮影現場で、窃盗事件が発生したことがわかった。

米バーモント州の警察が、Twitter改めXに「盗まれたこの彫刻作品の名前を3回くらい思い出そうとしたけれど無理でした。我々は（米バーモント州）イーストコリンスの『ビートルジュース2』撮影現場から、この150ポンド（約70キロ）ある彫刻やかぼちゃの飾りがついた街灯柱が盗まれた事件を捜査しています」と写真を投稿し、情報提供を呼びかけた。写真の行方不明になった彫刻作品は、前作でキャサリン・オハラ演じるデリア・ディーツが製作したもののようだ。

バートン監督の1988年公開の前作「ビートルジュース」は、交通事故で死んでしまった新婚カップルが、“霊界の用心棒”ことビートルジュースの助けを借りて、自分たちの家に引っ越してきた一家を追い出すべく奮闘するさまを描いたホラーコメディ。タイトルロールで主演を務めたマイケル・キートンをはじめ、新婚カップルをアレック・ボールドウィンとジーナ・デイビスが、新たに引っ越してきた一家の娘をウィノナ・ライダー、母で彫刻家のデリアをキャサリン・オハラが演じた。

バートン監督が再びメガホンをとる続編はキートン、ライダー、オハラが同じ役柄で復帰。また、バートン監督のNetflixの大ヒットドラマ「ウェンズデー」でブレイクしたジェナ・オルテガが、ライダーの娘役を演じ、ほかにウィレム・デフォー、ジャスティン・セローが共演する。「ビートルジュース2（原題）」は24年9月6日全米公開の予定だが、米脚本家組合と米俳優組合のダブルストライキの影響でスケジュールが変更になる可能性もある。