ディズニー映画「リトル・マーメイド」には続編がある 意外と知らない魅力を紹介
2023年6月2日 21:10
ディズニーファンや映画ファンには広く知られていますが、ディズニーの名作アニメ映画には往々にして続編があるものです。
「ライオン・キング」「美女と野獣」「アラジン」「シンデレラ」などなど、続編やスピンオフが多数制作され、世界中の人々を魅了し続けています。しかしながら、ほとんどの作品が劇場公開されていないため「『シンデレラII』!? 続編あったの?」など驚きの声もしばしば聞こえてきます。
その存在を知らなかった人には、ぜひとも知ってもらい、あわよくば鑑賞してもらいたい……! ということで、映画.com編集部がディズニーアニメの続編をご紹介していこうと思います。
今回の記事では、実写版の公開と金曜ロードショーでの放送を記念し、「リトル・マーメイド(1989)」の続編をピックアップします。
「リトル・マーメイドII Return to The Sea」は2000年に制作されたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)。「リトル・マーメイド(1989)」の続編であり、アリエルの娘が主人公の物語です。
※現在はディズニープラスなどで視聴できます。
アリエルとエリックの愛する娘メロディが、 アースラの恐ろしい妹モルガナに目をつけられた。 娘を守るため、アリエルは海の世界に関する全てを秘密にするが……。(ディズニープラス作品紹介より引用)
アリエルとエリックの間に生まれた娘メロディに注目。人魚のアリエルが陸の世界に憧れたこととは反対に、メロディは海の世界に憧れているという設定です。しかもアリエルは、メロディには海の世界についてのすべてを秘密にし、彼女を海から遠ざけます。まるで前作のトリトン王が、アリエルにしていたように……。巻き起こる波乱とドラマを強く予感させます。
また、アースラの妹モルガナの登場により、物語に新たな緊張感が。セバスチャンやフランダーといったおなじみのキャラと再会できることにも注目です。吹き替え声優には中山エミリ(メロディ役)、久本雅美(モルガナ役)、山寺宏一(セバスチャン役)らが参加するなど、前作に負けず劣らずの豪華な布陣となっています。
「リトル・マーメイドIII はじまりの物語」は、2008年に発売されたOVA作品。シリーズ第3作にあたり、「リトル・マーメイド」の前日譚(つまり幼いころのアリエルが主人公)を中心に描いています。
※現在はディズニープラスなどで視聴できます。
アリエルがエリック王子と出会うずっと前、アトランティカの海の王国で“音楽”が禁じられていた。家族の絆と愛する音楽との間で揺れるアリエルは、ある大きな決心をする。幼いアリエルは友達のセバスチャンとフランダー、そして6人の姉たちの助けを借りて、音楽と友情そして愛を、王国に取り戻すことができるのか?(ディズニープラス作品紹介より引用)
「II」は“その後”の物語でしたが、「III」は“その前”の物語。アリエルがまだ人間界に憧れていなかった頃を舞台に、「リトル・マーメイド」では描かれなかった“過去”が明らかになる点が、作品の最大の特徴です。
劇中では、アリエルの成長や家族との絆、そして音楽への愛が強く映し出されます。また、妻をなくしたトリトン王の悲しみや、アリエルとフランダーの友情など、物語全体に深い感情がこめられています。
ちなみに、吹き替え声優に「バナナマン」の日村勇紀と設楽統が参加している点も要注目!
OVAの続編だけでなく、「リトル・マーメイド」から派生したテレビシリーズも存在します。アメリカでは1992年から94年に全31話が放送。海の世界で暮らすアリエルがさまざまな冒険を繰り広げる、ファンタジー満載の物語が描かれています。
※現在はディズニープラスで全31話が視聴できます。
海底の世界で暮らすアリエルが、様々なアドベンチャーを繰り広げる。父のトリトン王、姉妹たち、カニのセバスチャン、魚のフランダーたちの協力があれば、邪悪な海の魔女アースラだって怖くない。(ディズニープラス作品紹介より引用)
続編やテレビシリーズのほか、ブロードウェイミュージカルなどさまざまなジャンルで愛され続けている「リトル・マーメイド」。
最新作としては、実写映画「リトル・マーメイド」が6月9日から日本公開。先に公開されたアメリカでは、「アラジン」を超える大ヒットスタートを切ったことで大きな話題に。気になる人は、ぜひチェックしてみてください。
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