トッド・ヘインズ監督の新作にホアキン・フェニックス
2023年5月30日 12:00
ジュリアン・ムーアとナタリー・ポートマン主演の新作「May December(原題)」がカンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映されたトッド・ヘインズ監督が、ホアキン・フェニックスが主演する次作の構想を明かした。
米IndieWireによれば、次作は1930年代のロサンゼルスを舞台にしたゲイの男性2人のラブストーリーで、NC-17指定(17歳以下の鑑賞禁止)になる見込みだという。ヘインズ監督がフェニックスのアイデアをもとにジョナサン・レイモンド(「ウェンディ&ルーシー」)も含めた3人で執筆したオリジナル脚本。タイトルは未定で、2024年初頭にクランクインを予定しているようだ。
「キャロル」「ワンダーストラック」「エデンより彼方に」などで知られるヘインズ監督の新作「May December(原題)」は、実在の人物を演じることになったハリウッド女優と、その役柄のモデルとなったある女性の交流を描くヒューマンドラマ。20年前、23歳年下の男性と結婚しタブロイド紙を賑わせて以降、アメリカ東海岸の小さな港町で夫と双子の娘たちとつつましく暮らしている女性(ムーア)のところへ、役作りとして本人から直接話を聞き出すべくハリウッド女優(ポートマン)が訪ねてきたことで、幸せな家庭生活に亀裂が生じることになる。同作はNetflixが北米配給権を獲得している。