三宅唱監督×岸井ゆきの「ケイコ 目を澄ませて」5月19日からアマプラで見放題独占配信
2023年4月26日 16:00
第46回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞(岸井ゆきの)を受賞した「ケイコ 目を澄ませて」が、5月19日から「Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ/アマプラ)」にて、プライム会員向けに見放題独占配信を開始することがわかった。
本作は、聴覚しょうがいと向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て、「きみの鳥はうたえる」の三宅唱監督が新たに生み出した物語。ゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、じっと“目を澄ませて”闘うケイコの姿を、秀でた才能を持つ主人公としてではなく、不安や迷い、喜びや情熱など様々な感情の間で揺れ動きながらも一歩ずつ確実に歩みを進める等身大の一人の女性として描き、彼女の心のざわめきを16ミリフィルムで捉えた。
2月に開催されたベルリン国際映画祭でプレミア上映されると「すべての瞬間が心に響く」「間違いなく一見の価値あり」と熱い賛辞が次々に贈られ、その後も数多くの国際映画祭での上映が続いている。主人公・ケイコを演じた岸井は、厳しいトレーニングを重ねて撮影に臨み、新境地を切り拓いた。そして、ケイコの実直さを誰よりも認め見守るジムの会長に、日本映画界を牽引する三浦友和。その他、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美、中島ひろ子、仙道敦子など実力派キャストが脇を固めている。
国内では、第77回毎日映画コンクールで、日本映画大賞、女優主演賞(岸井ゆきの)、監督賞(三宅唱)、撮影賞(月永雄太)、録音賞(川井崇満)の最多5部門で受賞。第96回(2022年)キネマ旬報ベスト・テンでは、日本映画作品賞、主演女優賞、助演男優賞、読者選出日本映画監督賞の4冠に輝き、映画芸術2022年日本映画ベストテン1位に選ばれた。第36回高崎映画祭では最優秀作品賞、最優秀主演俳優賞、第32回日本映画批評家大賞授賞では監督賞を受賞している。
海外では、第72回ベルリン国際映画祭ほか28の映画祭に出品。初日から作品を絶賛する口コミが映画ファンを中心にSNSで一気に広がり、2週目も満席近い回が続出するなど、都内劇場を中心に公開から半年経った今でも好調な動員を続けている。SNSでは「紛れもない傑作!」「世界を心をありのまま映す、これぞ映画」「誰かの人生を変えるパワーに満ちた作品」という熱のある感想があふれている。
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