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「燃ゆる女の肖像」ノエミ・メルラン、エマニエル夫人に オドレイ・ディワン監督の初英語作品

2023年2月16日 21:00

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ノエミ・メルラン
ノエミ・メルラン
Photo by Mike Coppola/Getty Images for The Gotham Film & Media Institute

1974年の映画でも有名な仏作家エマニエル・アルサンの小説「エマニエル夫人」を再映画化する新作に、「燃ゆる女の肖像」の仏俳優ノエミ・メルランが主演することがわかった。本作は、ノーベル賞作家アニー・エルノーの短編小説を映画化した「あのこと」でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した仏監督オドレイ・ディワンが手がける初の英語長編作品となる。

原作は、夫の赴任地バンコクで若妻エマニエルがさまざまな男女と出会い、本能の赴くままに性体験を重ねながら快楽を探求していく官能小説。74年の映画「エマニエル夫人」はオランダの女優シルビア・クリステルさん(2012年に他界)が主演して一躍スターとなり、籐椅子に腰かけたポスターや主題歌も人気を集めた。クリステルさんはその後シリーズ化された「続 エマニエル夫人」(75)、「さよなら エマニエル夫人」(77)にも主演した。

新作はこれまで、主演としてレア・セドゥーの名が報じられていたが、米Deadlineによれば、ディワン監督が主人公のキャラクター像を掘り下げる過程でメルランが適任と判断したようだ。メルランは「燃ゆる女の肖像」でリュミエール賞の主演女優賞に輝いた後、ジャック・オーディアール監督「パリ13区」、ルイ・ガレル監督「L'Innocent(原題)」に出演。また、アカデミー賞6部門ノミネートのケイト・ブランシェット主演「TAR ター」で英語作品デビューを飾っている。

メルランが主演する新作「Emmanuelle(原題)」は、ディワン監督とレベッカ・ズロトブスキ(「プラネタリウム 」「グランド・セントラル」)が共同で脚本を執筆し、現代の香港を舞台に高級ホテルで働く主人公を描く。今年9月に香港でクランクインする。


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