ティルダ・スウィントン「まさにジョージ・ミラーの映画!」 「アラビアンナイト」がモチーフの新作を語る
2023年2月4日 16:00
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のジョージ・ミラー監督による最新作「アラビアンナイト 三千年の願い」から、ティルダ・スウィントンのインタビュー映像が披露された。
本作は、「アラジンと魔法のランプ」で有名なイスラムの説話集「アラビアンナイト」をモチーフに、ミラー監督が圧倒的な造形美と絢爛たる色彩美に溢れた壮大な「おとぎ話」の世界を作り上げた。
古今東西の物語や神話を研究するナラトロジー=物語論の専門家アリシア(スウィントン)は、講演のためトルコのイスタンブールを訪れた。バザールで美しいガラス瓶を買い、ホテルの部屋に戻ると、中から突然巨大な魔人“ジン”(イドリス・エルバ)が現れ、そして瓶から出してくれたお礼に「3つの願い」を叶えようと申し出る。そうすれば、呪いが解けて自分も自由の身になれるのだ。だが、物語の専門家アリシアはその誘いに疑念を抱く。願い事の物語はどれも危険でハッピーエンドがないことを知っていたのだ。魔人は彼女の考えを変えさせようと、紀元前からの3000年に及ぶ自身の物語を語り始める。
スウィントンといえば、「コンスタンティン」(14)、「ドクター・ストレンジ」(16)、「ヒューマン・ボイス」(20)などで個性的な役柄を演じ、ひときわ異彩を放つ存在だ。今回は、幼い頃から孤独を愛し、空想の世界に生きてきた物語論の専門家・アリシアというキャラクターを演じている。
出演の決め手は「1番はジョージ・ミラーが監督を務めること」だったそうで、「本作はこれまでの作品とはまったく違う。でも、空想というものへの意気込みについては、どこか同じ雰囲気も感じる。初めて台本を読んだ時、まさにジョージ・ミラーの映画だと感じた」と、「ベイブ」「ハッピーフィート」「マッドマックス」シリーズといった様々なテイストの作品を手掛けてきたミラー監督が創り上げる“空想の世界”への一貫性を感じとった様子。
憧れだったミラー監督との仕事について聞かれると、「厳格で熟練度が高いのにとても新鮮で自由に感じた。厳しいルールはないけれど、しっかりとした枠組みがある」と回答。色褪せるほどに使いこまれた絵コンテや撮影リストを使用していく様は、友人でもあるポン・ジュノ監督と似ていたと語っている。
「アラビアンナイト 三千年の願い」は2月23日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
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