クリスチャン・ベールが告白「ディカプリオがオファーを断ったおかげで、いまのキャリアがある」
2022年10月8日 11:00
人気俳優クリスチャン・ベールが、いまのキャリアがあるのはレオナルド・ディカプリオが出演を断ってくれたおかげだと、米GQのインタビューで明かしている。
「アメリカン・サイコ」で注目を集めたベールは、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」3部作で主人公ブルース・ウェイン役に抜擢。その後は、「ザ・ファイター」でアカデミー賞主演男優賞を受賞した。「アメリカン・ハッスル」「マネー・ショート 華麗なる大逆転」「バイス」「フォードvsフェラーリ」「ソー ラブ&サンダー」などの話題作でさまざまなキャラクターを演じている。
人気と実力を兼ね備えるベールだが、彼が演じた役の大半は、当初はディカプリオにオファーされていたものだったという。「何を聞かされていようと関係ない。監督とどれだけ仲がいいかも関係ない。実際、ぼくが何度も一緒に仕事をした人たちはみんな、どの役も最初に彼にオファーしているんだから」
具体的には、出世作「アメリカン・サイコ」もディカプリオ主演作として準備されていたものの、彼が降板したために、ベールにチャンスが巡ってきたという。ディカプリオに対して感謝の念しかないと、ベールは語る。
「ぼくが仕事をもらえているだけで、どれだけ感謝しているかわかるかい? ぼくには彼と同じことはできない。そして、彼は見事にやってのける。ハリウッドで彼と似た年齢の役者の大半は、彼に感謝しているんじゃないかな。キャリアを築くことができたのは、彼がいろんな企画をパスしてくれたからだから」
ベールの最新作は、「ザ・ファイター」「アメリカン・ハッスル」に続く、デビッド・O・ラッセル監督とのタッグとなる「アムステルダム」だ。